ご訪問いただきまして、
オーダーメードの服のお仕立てと
”既製服のように仕上がるソーイング教室”
【RANPI】 主宰 曽根かおりです。
先日のレッスンで、
生徒さんがソーイング本や市販のパターンを
写して持ってこられたのを見ていて、
気づいたこと。
本から写すから、
本って”絶対”だと思いますよね。
でも、本は本の都合もあるのです。
(と、私は思います)
いつもそうではないのに、
写した本がそうだと、その通りに
写してこられる・・・純粋です^^
教室で写される方もいらっしゃいますので、
その方には見ながら写していただいていますが、
「家で写してきます」
という方には、
最低限のすべてに言える事として、
・縫い代を付けてカットしてくる
・地の目線は、各パターンの上から下まで
延長する
をお伝えします。
ソーイング本のパターンには、
地の目線がこんなちょっとしか引かれていない事がほとんどです。
***
ソーイング本のパターンは
ただでさえ、いくつものパターンが重なっていて、写しにくいです。
その上に、全てのパーツに貫通して地の目線があったら、余計ごちゃごちゃして
見にくいですね。
だから少ししか引いてないのでは?
と思っています。
そして、先日のレッスン。
カットして持ってこられた
袖のパターン。
こんな感じでした↓↓
(私のフリーハンドですが・・)
どこもおかしくないし、悪くない。
ただ、これ、パターンを外してみてみますと、
(赤の印が切り込み)
袖のどちらが前側でどちらが後ろ側かわからない。
生地になるとこの状態です。
パターンには、紙なので、
『袖』という名称と、前側・後側と
書かれています。
袖の山からのカーブは前と後ろで異なります。
パッと見でわかるくらい差があるのも
あるけれど、
若干の違いだったりすることも多々あります。
裁断した状態とは、
生地に、前とか後とか書いてありません。
しかも生地は紙と違って動きますので、
若干の違いだと更によくわからなくなります。
困るのは、
袖を筒に縫うとき。
ではなく、筒に縫って、
さあ、いざ見頃に付けよう。
というときに
どちらが前か後かわからなくなってしまったら、
とっても面倒です。
そうならないために、
いつもルールを決めておきます。
袖山のカーブにある合印
前を1本。後ろを2本。
袖に付けたのなら、見頃ろにも
これを、
いつでも。
いつでも。
定番にします。
そうすると、生地になると、
こんな感じ。
パターンを外しても、一目瞭然ですね。
本によっては、後ろが2本ついている場合もあります。
半々くらいの割合で付いていません。
2本ついてれば、何も思わず写すけど、
1本しかついていないと時に、
自分で、付ける。
そんな風に縫うときのことを考えて
トレースできるようになると、
パターンを写しているときから、
縫うイメージが出来てきます。
あと、脇線が長~いものやロングスカートなどにも、
何も無かったら、中間に合印があったほうが、
縫うときに楽ですよね。
1本?2本?
それは、その長さと、縫うときをイメージして
決めてみてくださいね。
写すだけでも、
考えながらするか、しないかで
随分、段取り良く
進められます^^
切り込みの入れられないパターンは
どうやってわかるようする?
次回の記事で^^
最後までお読みいただいて、
ありがとうございます。
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