オーダーメードの服のお仕立てと
”既製服のように仕上がるソーイング教室”
【RANPI】 主宰 曽根かおりです。
お客様のオーダーとして預かっている生地。
何とも見たことのない、七変化する
光沢のある生地です。
ウールとポリの混合です。
なるほどね・・・
こちらは、東京・渋谷にあるアクートさんの
生地です。
インポート生地専門店で、行くたびに
見たことない生地に出会えます。
インポート生地はお高めではありますが、
それなりの何ともいえない高級感が
漂っています♪
(今、見たらアクートさん、12/9~セールだそうです)
お店の方に聞くと、
生地の事とか色々丁寧に教えてくださいます。
最近では、ネットの生地屋さんも多く、
見てみないとわからない。。。
とおっしゃる生徒さんも多いです。
確かに、触れないのでそうですが、
ここね、取りようによってはものすごく勉強の場。
だと思うのですよ。
生徒さんにも、よく聞かれるし、
いつもお伝えしているのですが、
スマホでの画面を開いて、
これってどんな感じですかねー
このパンツ作るのにいいですか?
よっぽど不都合で向いてない生地でなければ、
一緒に、説明を見て考えます。
まず、生地名を見て、
素材の配合を見ます。
生地名は“リネン”とか”ウール”だけでなく、
最近は、リネンなら、
”リネンタンブラー”とか、”ラミーリネン”とか
明確に書いてあります。
た・と・え・ば・
・リネンタンブラー=タンブラーとは、
洗濯機のタンブラー乾燥のタンブラーのこと。
洗い加工がかかっている、洗いざらし風な感じのリネン
ってことなので
カジュアルっぽいかな。
と想像できます。
どのくらいの洗いざらし感かは、
実際に触ってないのでわかりませんが、
お店の生地の説明に、”透け感無し”とか
ブラウスやトップス向き。
など、総合的に考えて
想像膨らませて判断します。
それと生地の配合。
例えば、ウールでも
ウール100%か、
ウール80%、ポリエステル20%なのか、
「ウールデニム」ウール50%綿50%か。
書き出すと説明しきれないくらい
長くなってしまいそうです(^^;
色目は、ちょっぴり賭けみたいなところも
ありますが、
それも楽しいじゃない♡^^
レッスン後にそんな話で盛り上がります。
最近では、新しい品種の生地も
ありますが、
昔からあるオーソドックスな
生地名くらいは知っておくと、
想像の元になるのでいいですよ♪
季節柄ウールなら、
・ギャバ
・フラノ
・アムンゼン
・ツイード
・モッサ
くらいね。
生地選びって、疲れますよね。
楽しいけど^^
生地選びは、デザイナーの仕事。
洋服は”生地ありき”ですから
売れるか売れないか、
ブランド生命がかかってますから、
デザイナーさんは真剣です。
釦ひとつ選ぶのだって
たっくさんの中から時間をかけて
選びますよ。
そして、
型紙を起こすのがパタンナーの仕事。
それが揃って初めて、”縫う”ことが
できるわけです。
既製品が素敵だったりするのは、
綺麗に縫えてるだけでなく、
こういう陰の見えないチカラが
たくさん詰まっているからなのです。
レッスン後に、生地選びのご相談にも
乗っています。
縫う技術が上がってきても、
なんか手作り感が抜けないな~
と感じる方は、
生地選び、型紙選びを
意識してみるといいかも♪
お店で生地を買ったら、
配合をちゃんと見てくる。
市販の自分の着てる服でも、
この生地気持ちいい~と
思ったら、素材なんだろ。
と洗濯ネーム見てみる。
そうやっていくと、
自分の好きな生地の種類が
わかってきたりします。
そうすると^^
私のいつものセリフ、
わかってくると楽しくなる。
楽しいと、上達するのです^^
どんどん楽しんじゃいましょー♪
最後までお読みいただいて、
ありがとうございます。
年内は、ありがたく満席です。
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