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5〜21号のサイズオーダーでの服の販売と
既製服の縫い方 ソーイング教室【ranpi】主宰曽根 香です
『ハンドメードを脱出★既製服の縫い方』シリーズを
書き出して、③なのに、全然縫い方が出てきません。。
縫うのももちろん大切だけど、
おろそかにしがちな、それまでの段取り、
これがとっても大事だということが伝わってくれればいいなー
と思います。
『縫い方』にいくまでもうちょっとあります。
お付き合いくださいね(^^)
【今までの記事】
ハンドメイドを脱出★既製服の縫い方
今回は、パターンメーキング編
ソーイング本から型紙を写します。
その写した線、つまり出来上がり線で
切っちゃう人、多いのです。
初めての方、
「型紙用意してきます。」
って言ってくれた方には、
「縫い代、付けて切ってきてね」
と説明するのですが、
準備のいい初めての方、
用意してきました。
って、
見ると、
もう100%
出来上がりで切っています(;^ω^)
「あ~、言っとけば良かったー」
綺麗に作り上げるには、
きちんとした型紙が必須です。
縫い代付きパターンが
工業用パターンなのですが、
縫い代の付け方にもちょっとコツがあります。
本には、そんなに詳しく書いてない
でも、ここって本当に大切なところ。
そのパーツの形によって、
ケースbyケースですが、
縫ったときの状態をイメージして、
縫い代を付ける。
【例①】
袖ぐりから脇線のところ、拡大です。
わかりやすいように、ちょっと極端な
袖ぐりのカーブですが、
こういうところ、こんな風に尖がる必要が
あります。
どの位、尖らせばいいかというと、
脇線縫ったら、後ろ見頃ろに倒します。
なので、倒した時に、袖ぐりのカーブに重なるように。
計算するとこうです。↓
脇線に対して、線対称のカーブを作って上がったところ。
拡大![下差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/526.png)
![下差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/526.png)
こんな形になります。
ロックやジグザグをかけて倒すとこう。
前身ごろと脇線を縫って、後ろに倒すと、こう
これを、袖ぐりのカーブの勢いで、スパーンっと
切っちゃうと、
倒した時に、こうなります。
わかりますか?
拡大![下差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/526.png)
![下差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/526.png)
このロックもかかってない、
裁ち切りの状態のところが顔出してる!
これが、仕上がりが汚くなってしまう要因。
袖ぐりのカーブって色々なので、
直角に近いものもあり、
何も気にしないで、きれいにできてしまうことも
あるけど、
一応こういう事だということを、
知っておくと知らないのとでは
綺麗にできなかった時の
「どうして?」
に次に進めないのです。
【例②】
パンツの裾
こちらもストレートのラインもあれば、
このように、裾に向かって細くなっているもの
もあります。
裾の縫い代部分は、上に上がるので、
上がった時を考えて、
同じく裾ラインに対して線対称分出さないといけません。
なので、
ダブルの場合、こうなります。
出て➡入って➡出る
紳士服の裾上げ、
裾ダブルのほうが値段が高いのは、
この手間ですね。
メンドクサイ…
という方は、型紙の裾部分を
ダブルに折り紙みたいに追って、
そのまま重ねて切って開くと
ちゃんと、
出て➡入って➡出る
になってくれます。
まだまだキリがないのですが、
こういうの、
『パターンメーキング』といって、
工業用パターンでは、必須の必須。
どこ合わせても、ぴったり合うパターンに
して工場に渡します。
縫いにはまだ自信が無いわ~
と思われる方や、
何か仕上がりが、パッとしないわ~
という方は、まず、パターンメーキング、
見直してみてくださいね。
細かいところだけど、
縫いやすさ、仕上がりに、
グッと違いが出てきます♪
それと、大切なこと。
各パーツごとに、
地の目線を、
パーツの上から下まで全部引きましょう。
このように👇
ソーイング本のパターンには、
都合上、
こんなちょこっとしか、書いてないけど、
コレでは、綺麗な裁断が、出来ません。
上下にそのまま延長しておいてくださいね。
次回は、
いよいよ、裁断について。
書いてみようかな。
写真が大変なの(^-^;
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。
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