ここ数日、昨年経営破たんした
「安愚楽牧場」の詐欺まがい商法が新聞紙面を賑わしている。

二年前の「東日本大震災」と福島第一原発の放射能汚染で、
黒牛が売れずそのために破たんに至った感であったが、
どうも本当のところは違ったようである。

破たん少し前、震災で打撃を受けたという報道で、
同情から増資したり、新規に契約を交わした人もいたのではないかと思う。

お金に余裕があったら、私も同じだったかもしれない。

今、破たん後の財務処理が進むにつれ、いろいろな事実が明らかになってきているが、
少なくとも震災前は悪いイメージからは遠い会社に思えた。
(だから被害者も多いということだと思うが・・・)

社会に疎い私としては「投資商品」「オーナー制度」なんてよくわからないし、
どんな会社があるかなどもっとわからない。

ただこの「安愚楽牧場」については広報活動が相当うまかったのか、かなり知っていた。
ただし事件になってつくづく感じるが、ある偏った部分のみよく知っていた。
(会社が顧客集めに狙いをつけた部分のみ私もインプットされていたということ)

テレビで良く流れていた「あぐらぼ~くじょ~」というゆったりした旋律の
メロディーはインパクトも大きく、「善良」というイメージを与えたし、
確かに創立当初は正直だったかもしれない。

利益が出て会社が大きくなって「野心、欲」も大きくなり、
また出資者も簡単に儲けようとした結果が今回の事件につながったのであろうか。

何とも複雑な気分になる。

「楽して得したい」のは人間の性であると思う。
私もそうである。
半世紀以上生きてきて経験上「うまい話には裏がある」のはわかっているのに、
時として詐欺にあってしまうのは、人間の性が勝った結果ということだろうか。