さて、「ホームページでの写真の役割」というテーマでいくつか記事を書いてきましたが、今日はそのラストになります。
親密感や安心感を与えるための写真」です。


ネットショップは売買に人が介在しません。
そのため、買う方は、「このショップ、本当に大丈夫かな?」と不安を覚えるものです。
「個人情報を入力しちゃってそれが漏れるってことはないだろうな」「そもそもちゃんと商品が送られてくるんだろうな」。
これらネットショップのユーザーの不安を解消するためには、「どこの誰がやっているショップなのか」を明確にすることが役に立ちます。
店長紹介、スタッフ紹介、そしてできればこんな環境でやってますという場所の紹介も、写真付きで載っていれば、ユーザーの不安感はかなり軽減されます。


例えばある印刷会社(「大判プリント110」というサイト )のスタッフ紹介で使われている写真。

売れる商品写真-2
ここは、このページの下にそれぞれのスタッフの挨拶が載っています。
別にスタッフ個々人に興味を持つ人はいないでしょうが、このコンテンツがあることで、ユーザーは無意識の不安が払しょくされるのです。


次に、同じようにこの写真。
売れる商品写真-1
これはあるオリジナルのドッグフード(「ピレニーランド」というドッグフードショップ) の開発者インタビューページの写真です。


市場認知度が低いオリジナルの商材は、どんな人がどんな意図のもとに開発したのかということが、「愛用者の声」なんかと並んで、とても重要なコンテンツになります。
もちろんさらに、その人に何らかの「その道での実績」があれば、それに越したことはありません。
写真の人は、たくさんのトロフィーをバックに写っていますね。
記事を読むとドッグショーで数々の「実績」をあげているブリーダーの方のようです。


写真だとそれが「嘘じゃないこと」が一目で分かるということです。

言葉だけであれば、いくらでも嘘がつけますが、写真で嘘をつくのは難しい。
いや、ほんとうのところ、写真でも演出次第でいくらでもハッタリはかませるんでしょうが、見る人が「写真には事実が写っている」と信憑しているということが重要なのです。

さて、「ホームページでの写真の役割」。
今日は、「商品の詳細説明」としての写真について書きましょう。


ホームページでは、「百聞は一見如かず」というのは鉄則です。
テキストで長ったらしく説明するより見せた方が早いのであれば、それはすべて写真やチャート(図)で表現するべきなのです。


例えば、アパレル。
ネットショップの黎明期、この分野は「いや、服はネットじゃ売れないでしょ」と敬遠されていました。
服は試着をして買うものという先入観があったわけです。
結論から言えば、それは間違った先入観でした。
すべてのディティールがしっかり視認できれば、それで服を買うための情報としては十分だったのです。


むしろネットショップには、「ショップで店員の買わせようという思惑を相手にしなくていいから気楽にウィンドウショッピングできる」「展示スペースに限界がないから多様な商材から選ぶことができる」「そもそも田舎なのでリアルなショップがなかった。ネット経由なら」など、ネットならではの多くの利点もあります。


直接手に触れたり、試着することができない、というネットショップのデメリットは、試着するに代わる商品情報の充実、具体的には多様な写真でディティールをしっかり訴求できればいい。


例えば、テレビCMでもおなじみ、ZOZOTOWN
ここの商品ページを見てみると、ひとつの商品に対し、十数枚の写真が載せられています。
売れる商品写真-アパレル5

売れる商品写真-アパレル3

売れる商品写真-アパレル2

売れる商品写真-アパレル1
ここに引いたのは、これでもごく一部。これだけ見ることができれば、十分「試着の代わり」になり得ます。


服の場合は写真が一番見やすいと思いますが、たとえば扱っている商材が抽象的なサービス(弁護士とかマッサージ師とか)なんかの場合は、そのサービスの流れをチャート(図)として表現してみる。


さらに、動きのある商材(玩具とか防犯器具とか)の場合は、動画で表現するのがわかりやすいかもしれませんね。


ネットショップでは、ユーザーの中に商品に対してすこしでも不安な要素が残っていると、商品購入の意思決定に大きな障壁となります。

手にとって、店員に直接使い方を説明してもらえるリアルショップとのハンデをなくすには、ネットショップでは「わかりやすい説明」を追求してしすぎるということはありません。


商品のイメージアップのための写真。前回は、五感に訴える「シズル感」のある写真について考えてみました。


五感に訴えるということで、食べ物以外でも、商品が「物」であれば、それを「いかにそそるように」捉えるか、ということを考えて「シズル感」を出していきましょう。


例えば「車」であれば、なめらかなボディの光沢なんかも「シズル感」のうちですが、それだけではちょっと弱いですよね。
車は骨董品ではありません。人は車に「走りの快感」「利便性」などの機能を求めているのです。


例えば、車の広告には、なぜか水着の女性がセットで写っていることが多いですよね。
売れる商品写真-車と女性
女性、子供、動物は、とりあえずアイキャッチになるということもありますが、じつは男性が車(走り)に求めるものが、広い意味での性的な快感に繋がっている、という深層心理的な意味合いもあるのです。
ここらへんの話は、深くつっこんでいくと、とてもおもしろいんですが、このブログの趣旨とは外れるので、さわりだけにしておきます。
ともあれ、表面的には関係なさそうに見える「車と女性」が、象徴的には繋がっているということ。こうした「繋がり」のあるイメージは、多くの商材に見つけることができます。


人の欲望があるところに「シズル感」あり。まずは、自社の商品が人の「どんな欲望をそそる商品」なのか、ということを考えぬくことがポイントです。


カメラ機材はセブンスランド

さまざまな機材についての質問も随時お電話で受け付けております。