富山地鉄市内電車の最古参にして主力、7000形です。この1両のみ、登場時からの塗装を維持していますね。
車内です。THE・昭和の路面電車と言えるパッケージで、近年導入されて低床車両と比べれば、地元利用者からは少し難儀な車両なんでしょうね。
ドアです。こちらは入口でございます。片開き式で、窓下のプレス処理が時代を感じさせます。この時期の路面電車では当たり前だったステップがあり、少しでも段差を少なくするために床面が少し傾斜しています。混雑時は少し注意が必要です。
そしてこちらが出口のドアです。前面ギリギリまで迫っており、客室側へと開くようになっています。
運転台です。仕切りは中央と右側についており、左側から乗務員さんが出入りします。この電車ならそのままでもしっくりと言えばしっくりですが、LCDディスプレイなどの案内表示はいまだに設置されていません。これ、もうそのまま突っ走るつもりなんですかね?
天井です。冷房改造が行われており、中央が少し下がった形状としています。また広告がタラリと垂れ下がるのを嫌がったか、三角形の広告受けがあります(ほとんど入ってませんが…)。立ち席利用での不快感を少しでも少なくしようとした結果なんでしょうね。
窓です。二段窓で、中央には保護棒が入っています。
柱には、降車ボタン。なぜだか色んなボタンが備えられています。
座席です。ロングシートで、こちらはおおむね4+4の8人掛けでしょうか。袖仕切りは簡易なパイプ式で、肘掛けには使えません。あとヒーターが一段飛び出て付いているのが特徴でしょうか。
そしてこちらが4人掛けです。こちらの下には非常コックでしょうか、赤い枠の蓋があります。座り心地は多くを求めてはいけません。特に背ズリは直角かつ薄いので、ドッシリと身体を預けない方がいいですね。ドッシリ預けた疲労が蓄積しているのか、モケットの傷みも散見されます。
側面の電光広告を引っ提げ、富山の市内を走ります。