JR九州キハ200形500番台 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

九州で平成を代表する普通列車用ディーゼルカーと言えばキハ200系列です。両運転台のキハ220形や、片運転台のキハ200形など、様々なバリエーションがあります。

 

鹿児島地区にいる編成は黄色い塗装で、なのはなの愛称があります。今回はその中から500番台をご紹介。多くのキハ200系列は、転換クロスシートを搭載しておりますが…

 

車内です。500番台は来た瞬間のガックリ度が半端無いオールロングシートとなっております。なお、転換クロスシートからロングシート化された550番台なんてのもいますね。元々は篠栗線用に登場したグループで、福岡近郊の混雑に対応するためにこのようになっておりました。

 

ドアです。少しステップが残された無塗装ステンレス仕上げで、グレートーンの車内には合っていると言えば合っているのでしょう。そして窓下にはお馴染みの座り込み禁止のステッカーがあります。

 

片側にはLED表示機がさりげなく付いております。

 

車端部です。仕切り扉はブルーで、周りがグレートーンなだけに目立っていますね。

 

トイレを有する車端部です。この時期はまだトイレも仕切り扉の窓も、大型化の前となります。

 

最前面です。ワンマン運転対応ながら、全室構造となっております。

 

で、現在は薄いビニールが貼られております。撮影した向きが異なるのか、機器やゴミ箱の配置に相違が見られます。

 

天井です。元々照明にカバーを設置して登場した系列ですが、この時期あたりからカバーを省略しています。お隣さんの事故に関連して、ということもあるとは思いますが…。吊革は丸形で、枕木方向にも渡されております。篠栗線ではそれだけ混雑していたのでしょう。

 

窓です。配置はクロスシートのそれと変わりません。

 

座席です。この時期のロングシートはまだ「平凡…だがしかし(それ以降のに比べると)それが良い」と言えるものでして、袖仕切りもシンプルなパイプ構成です。ドア間は4×3の12人掛けで、一応、クロスシート車と同じ着席定員を確保しています。

 

優先座席は色がやや薄くなっています。ただこれが統一されたものという訳ではなく、窓の画像に見切れております通り一般座席と同じモケットの車両もいたりします。なお座面のみバケットタイプで、背ズリは特に着席区分を付けていません。

 

そして整理券発行機が付いた座席。ヒーターの吹き出し口は少なく、ドア付近の二ヶ所のみとなっています。

 

フリースペースです。立ち席も考慮してか、握り棒は2本になっています。上段の握り棒は窓側に取り付けられないため、袖仕切り側に付いています。結果的に、ここの袖仕切りのみ形状が異なります。

 

車端部の優先座席です。こちらもモケットが一般座席と同様になっております。座り心地は平々凡々、近年のミトーカデザイン通勤車両よりは遥かに信頼性は高いと言えます。元の転換クロスシート車と比べてしまうからいけないのです。

 

トイレです。バリアフリー対応で、ドアは幅広になっております。中はもちろん洋式となっております。

 

向かい側のフリースペースです。床面には色の違うシートを貼ってエリアを明確にしています。付帯設備は握り棒のみ、隅にはゴミ箱が置かれています。