南海8300系6次車 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

「塩害魔王」とあだ名された7000系の置き換えが一段落したところで、還暦間近となるステンレス車体第一世代である6000系の置き換えを目的として、南海本線に先行投入された8300系が南海のアナザーワールド、高野線にも導入されています。

 

フルカラーLED表示機では高野山連絡の表示も可能です。外観は特に変わった点は無さそうですが、車内は変更点があるようで。

 

車内です。少し前に実施された9000系のリニューアルプロジェクト、「NANKAI マイトレイン」に基づいたデザインが…めちゃめちゃ中途半端に採用されています(^^;;  いやーこういうことじゃ無かろうよ…。

 

ドア上のLCDディスプレイは相変わらず片面のみです。

 

車端部です。マイトレインで採用されていた木目調の化粧板は使われておらず、従来の8300系同様のものとなっています。新造車なのに、マイトレインと一緒にしなかったのは…やっぱり費用面で負けたかなぁ‥。

 

天井です。変わった点と言えば吊革がマイトレイン同様ネイビーに変わったくらい。ここも、「高野線に導入」という前提ともなればグリーンに票が入っていたかもしれません。そして形状はやはり丸形、個人的には丸形の方が好きですが、五角形の方が得票数が高かっただけにやはり投票結果ガン無視…。

 

座席です。ここは律儀にブラックとグレーのモケットを採用しています。座席自体も以前に導入されていたものとは異なり、座面のフッティングが改良されたものとなっています。

 

フリースペースとセットになった区画です。袖仕切りが低めになっていますが、それでも肘掛けとしてはやや高めで長時間使い続けると腕が疲れてしまいます。

 

車端部の4人掛けです。そうそう、フリースペース横以外の袖仕切りに関しても、南海本線とは異なり大型荷物の持ち込みが少ないことから初期に導入された編成と同様に大型のものに戻されています。近畿車輛も、仕様がコロコロと変わって大変ですね(^^;;

 

優先座席です。橋本方は両側の7人丸々が指定されています。9000系とは異なり、バケットシートなので着席定員は明確ですね。

 

フリースペースとセットになった優先座席区画です。握り棒、非常通話装置、ヒーターと一通り揃っています。

 

車端部の4人掛けです。座面がやや高めで背ズリに角度が付いており、やや踏ん張るような形になってしまいます。足腰が強くない高齢者の方には、乗車中はちょっと厳しいような気がしました。

 

ちょこちょこマイトレインでの結果を反映させたようなイメージのこのグループですが、やっぱり中途半端感が否めません。9000系はリニューアルのため自由度が低かったとは言い訳にも出来なくなさそうですが、新車なんですから化粧板くらいもう少し頑張って欲しかったように思います。