東京メトロ13000系 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

銀座線、歴史(というか東急)に翻弄させられた路線で長らく18m級の車両が活躍していましたが、東急側の20m車体化と副都心線開業による日比直中止後、少しの改修で20m級車体での運用も可能であることが判明し、新系列が導入されることになりました。

 

13000系、日比谷線初の20m級車体で、それまで18m級×8両であった編成を20m級×7両で置き換える形としています。総計では4m分少ない計算になりますが、輸送力には影響しないのでしょうか…?

 

トップナンバーですね。取材場所は東武動物公園、この先南栗橋まで各駅停車で直通してきます。

 

先頭車屋根上には直通先も含めた3本のアンテナが載っています。東急東横線の鷺宮まで行く必要があるため日比直中止後も乗り入れは可能ですが、定期列車の設定は有りません。

 

車内です。色のコントラストは激しい方ですが、使用する色の色調が抑えめなので目がチカチカする感じでは有りません。

 

ドアです。メトロ車らしく化粧板仕上げの両開き式で、両端に巻き込まれ防止用にツルッとした素材のステッカーを貼り付けています。

 

LCDディスプレイは3面表示。左側で広告、残りで運行案内を行います。開閉ランプは中央に1つ設置されています。

 

車端部です。ここ最近すっかりお馴染みになったガラス張り仕様で、アシストレバー付きの持ち手が特徴です。

 

フリースペースを有する車端部です。ガラスには激突防止のためグラデーションの模様が付いています。

 

最前面です。東武鉄道乗り入れだからかどうかは不明ですが、運転台側に窓は有りません。また東京メトロらしいカクカクした窓はこの系列にも採用されています。

 

天井です。照明は首都圏の料金不要列車にしては珍しい反射式のLED灯を採用しています。同時期に製造された2000系が半円形カバー式なのは、メーカーが異なるからでしょうか…。

 

ドア上には丸いスピーカーが有ります。自動放送以外に音楽演奏機能も存在しており、それのためのスピーカーなんでしょうね。基本的に定期列車では流さないそうですが、導入されてすぐくらいに誤操作により一般の方も一定数耳にした方もいるようで。たまに定期運用でも流されている噂が有りますが、果たして。

 

荷棚はガラス製、江戸切子をイメージした模様を入れており、LEDの光が当たるようにして本体が光って見えるようにデザインされています。

 

窓です。荷棚よりもオーバーサイズになっており、昼間は光が入りやすいようにしています。フリーストップタイプの日除けが備わっており、東武線ではありがたいですね。

 

座席です。バケットタイプのロングシートで、ドア間は7人掛けです。モケットは都心の夜景をイメージしたものなんだとか。

 

袖仕切りは最近の東京メトロが拘りに拘っているガラスを組み合わせたタイプです。付け根側に木目調の化粧板やモケットを貼って可能な限りの居住性には配慮していますが、ストンと落ちた形状は肘周りの余裕が有りません。割り切りもここまで来ると潔いですが…。

 

優先座席です。水色のモケットにして区別しています。座り心地はSバネ仕込みで多少のクッション性は確保していますが、やはり見てからのその薄さはカバーし切れません。

 

フリースペースです。これまで握り棒となっていた部分はクッションになり、立ち席時や車椅子利用時のカーブ通過で当たってもなるべく痛くならないようになっています。近年東京メトロでは新車でこの仕様が増えて来ましたね。