JR西日本683系4000番台リニューアル車 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

北陸新幹線開業に合わせて、サンダーバード系統で運用されている683系4000番台では早くもリニューアルが行われています。

 

塗装も変更されていますが、ライト周りを黒と青のツートンにしたため完全に寝不足の顔ですね(爆)

 
側面には北陸新幹線でも使われる銅色を用いたサンダーバードが流れるように描かれています。ええ、これで「サンダーバードって雷鳥じゃなかったんだっっ」と気付く方も…いませんかそうですか。
 
今回のリニューアルで大きく変わったのがグリーン車です。まずはデッキから、化粧板が濃い色調のものに交換されています。
 
トイレです。グリーン車に限らず全ての便座を温便座に交換しており、冷えまくる北陸を走る列車としては嬉しい限り。それと、グリーン車とバリアフリー対応トイレには温水洗浄機能も付いています。いや、何もそんなケチり方しなくても…。
 
男性小用と洗面台は特に変わらずですね。
 
普通車は特に変わりがないので省略としまして、グリーン車の車内です。こちらもリニューアル前のサッパリした薄い色合いからトーンを暗くしながらも濃いめの色合いに変わっています。
 
デッキとの仕切りです。木目調で、扉を赤、それ以外を焦げ茶色にしています。赤の色を見ると、681系のプロト編成1000番台を思い出してしまいます。
 
反対側は両側の座席が1人掛けのため仕切り扉が中央に配置されています。
 
天井です。荷棚下の読書灯は相変わらず方向固定、普通車レベルのままなのは少し残念ですね。
 
窓です。車端部側のみ1列分、それ以外は2列で1枚の大窓となっています。金沢行きであれば偶数、大阪行きであれば11番を除く奇数が柱が邪魔しないクリアな展望となります。
 
座席です。こちらは金沢方を向いて左側の2人掛けです。グリーン座席に関しては改座が行われており、683系2000番台以前の色調に近くなりました。テーブルはセンターアームレストに2枚組折り畳み式で収納されており、サイドアームレストにドリンクホルダーが仕込まれています。両方とも一度に利用出来ますが、テーブルから先に出さないとドリンクホルダーが干渉することになります。
 
ヘッドレストピローは従来より小型化され、その代わりサイドを張り出させてプライバシー性を若干ですが高めています。高さはこの通り調整可能です。
 
こちらは向かい側の1人掛け。琵琶湖を臨むことが出来るのはこちら側です。11番のみA席(ここで言う左側)が存在します。
 
681系からフットレストは角度固定の両面式が自席と前席の両方に備えられており、靴を脱いだままでも体勢を変えられるという点で副作用的にいいポイント。しかし、最初リニューアルされた時はフットレストが無かったみたいですね。「グリーンでそれはさすがに…」と思ったなら良心ですね。
 
全展開の図。座り心地ですが、正直「?」な点が多数。まずリクライニング無しで座った所感として座面先端が硬めとなっており、ヒップポイントを奥へ持って来るようにしています。「そうか、リクライニングが前提か」と思いリクライニングをさせれば、背ズリの腰部分の張り出しが大きく、全体的に硬めにシフトしたクッションということもありラクな姿勢が取れません(気道を緩く締め付けるような感じ)。そしたらばとお尻をずらした謂わば「だらしない」座り方をすればまぁ背ズリはクリア出来ますが、今度は先程の硬めの座面先端が…。どう座ってもイマイチ。
 
そして何よりもダメなのがアームレスト。木で作られた肘当ては見た目温もりを感じますが硬さがダイレクトに伝わります。しかしそれはいい、問題は肘掛け本体の設計を一切変えずにカバー部分をかさ上げしてることで、リクライニングをしない状態でも脇が開いた状態を強いられ、大阪を出て高槻にも着かないうちに疲れてしまいました。で、「モノは試しに」と両方のカバーを開けっぱなしで肘を置いたところ…それが本来の正解、ベストな位置。たかが1cm、されど1cm…設計上の手抜きとしか思えない雑なグリーン席という評価ですね、これならまだ普通席の方が姿勢としてはラクだと思いますよ。何だか、サンダーバード系統の座席は時を経るごとに設計・作り込みがどんどん劣化していく印象が強烈です。
 
グリーン席は全席コンセントを備えています。2人掛けはセンターアームレスト先端に有ります。
 
1人掛けは左側のアームレスト先端に有ります。もちろん、パソコン以外にもスマホも充電出来ます。
 
で、こちらバージョン違いでして、フットレストの土足面が床のカーペットと同色になっています。
 
で、全展開の図。
 
 
サンダーバード号のグリーン車ではアプリをダウンロードすることで電子クーポンを受け取ることが出来ます。
 
利用出来るのはこの各駅、どうした福井県…。