西武鉄道、かつては3扉車が主流でしたが今では本線系統はほとんどが4扉車で運用されるようになりました。そんな3扉車ですが、現在は支線区に残る車両がそれぞれの線でのんびりと走っています。
新101系、元々「西武と言えばこれ」という"黄色い電車"だったのですが、一番最初に出会ったのがこの真っ白…。
続いて西武の独立路線、多摩川線で活躍する復刻塗装です。かつては窓周りはこの塗装で登場したそうですね。
更に赤電塗装も。額縁スタイルだとちょっとアンバランスですね(^^;; この他、近江鉄道や伊豆箱根鉄道の塗装になった編成もいます。
車内です。一度リニューアルが行われており、他社に譲渡された編成の方が原型を保っているケースもありますね。
ドアです。ステンレス地そのままである点は変わりません。ドア上に開閉ランプが追加されたのが変更点ですね。
千鳥配置でLED表示機も追加されています。
で、表示機類をアップで。開閉ランプはドアチャイムも兼ねていますね。
車端部です。貫通路を狭くして仕切り扉が付けられたのもこの辺りからですね。仕切り扉は側ドア同様化粧板が貼られていません。
…かと思いきや仕切り扉は片側のみの設置、風の通り抜けさえ防止出来れば良いと言った感じですね。
優先座席を有する車端部です。モケットと吊革が変更されています。
で、こちらにも仕切り扉無しバージョンがあります。
妻窓には日除けが有ります。これって西武オリジナルでして、他の会社ではあまり見かけませんよね。今や新車では妻窓自体が無くなりましたが…。
最前面です。かつては両側に座席があったと思われますが、片側はフリースペースにされています。
天井です。平べったい形状もかつての西武らしいです。従来の101系よりも蛍光灯が増やされており、当時は従来比で明るい車内だったのでしょう。
窓です。丸みを帯びた戸袋窓に挟まれる形で二段窓が並びます。二段窓にはロールカーテンが備わります。
座席です。ドア間は5+5の10人掛け、座面がバケット形状になり、モケットの色も明るいブルーに変わっています。それでも、ドアコックの赤くて丸い穴はそのままですね。
最前面の2人掛けです。監獄のような袖仕切りは相変わらずで、肘掛けとしての機能は有りません。壁に挟まれているのでやや窮屈ですね…。
向かい側のフリースペースです。座席を撤去し新たに握り棒と非常通話装置を増設しています。それ以外は特に付帯設備がありませんね。
最後に優先座席です。一般座席とモケット色を反転させています。座り心地はやや硬め、今の運用線区では乗車時間がそこまで長くないためちょうどいいと言えるでしょう。