三岐鉄道270系140形 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

ナローゲージで残る三岐鉄道北勢線、主力は270系と言われるグループですが、これまた色々奇っ怪な車両たちの集まりとなっております。140形もこのグループの一員で、270系の西桑名方の先頭車として連結されているのがこのク141形です。なんでも、改軌前の湯の山線を走ったこともあるのだとか。

 

車内です。ナローなのは軌間だけではなく車体も非常に小柄です。ロングシートでも立ち席はかなり厳しいですね。

 

ドアです。片開き式、化粧板が貼られていますがややくたびれてますね…。

 

車端部です。三岐鉄道になってから待望の冷房が取り付けられています。それまで全車非冷房だったってんだから恐ろしい限りです(今もまだ相当数残っていますが…)。仕切り扉は有りません。また妻窓はあっても隣の車両の妻窓が埋められているため景色は閉鎖的です。

 

で、こちらは中間付随車化された車両です。仕切りを残したままなので不自然な空間となっています。

 

で、こちらが現役の最前面。かつての近鉄らしく仕切り窓は小さめ、手前には何やら機器が置かれています。

 

 天井です。非冷房時代のまんまで、照明はカバー付きのものが1列、その間には扇風機が設置されています。乗車時は春だったのでカバーがかけられていました。

 

で、別タイプ。確か同じ系列だったとは思うのですが記憶が定かではありません。

 

窓です。二段式で、日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。夏が高温になる昨今、運悪く非冷房車両に乗ってしまった高校生たちが窓からグッタリしてる様を見ていると、ここでは通学も究極のギャンブルなんだなと思わされました。

 

で、一部車両は日除けが撤去され着色ガラスになっています。いや、見たところそんなに遮光されてるわけでは無さそうですし、明らかにこれでは眩しいですよね…。

 

座席です。ロングシートは片側8人掛けでしょうか。曲線を描いたシンプルな袖仕切り、実用性としてはちょっとイマイチな気もします。

 

車端部は4人掛けです。切り立った背ズリは短時間の乗車向け、多くを期待してはいけません。

 

運転台撤去車のロングシートです。ええ、いいとこ1.3人掛けです。着席定員を稼ぎたかったのでしょうか。

 

運転台の撤去跡。各機器はきれいさっぱり無くなっていますが、乗務員室のドアは面影がしっかり残されております。

 

で、ありがたいありがたい冷房装置。さすがに屋根上には載せられなかったのか、床置き式で設置されています。近鉄のままだと、永久に非冷房だったんでしょうね(^^;;