近鉄2444系 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

近鉄名古屋線系統の2430系のうちワンマン運転に対応したグループが2444系です。近鉄は他社では番台とも言えるようなところを「系列」とするものですから、「系列」という概念では膨大な数を抱えていますね…。

 

3両編成2本のみの小所帯、2444Fという編成がトップナンバーというのも何だか腑に落ちないですね(笑)  湯の山線や鈴鹿線のワンマン列車の他、名古屋線系統の普通列車、2両編成を増結した5両編成で準急運用にも入るなど、案外出会いにくい系列かもしれません。

 

車内です。ベースは2430系なので、それほど違いがあるわけではありません。一度更新が行われ、明るい印象になりましたね。なお、現在はモケットが灰色ベースのものに再度変わっており、この姿ではございません。出し渋っているとこうなってしまいますね(苦笑)

 

車端部です。妻窓もあるので、昼間は明るいですね。

 

で、こちらが少し長めの車端部です。なぜ両側で長さが異なる車体にしたのか…。違うサイズの窓を作りたくなかったのでしょうか?

 

最前面です。運転台側の窓が着色ガラスになっています。で、車掌台側の窓が「113系かいな」と言いたいほど小さくなり、そのスペースに消火器を寝かせて収めています。

 

基本的に車内で運賃収受を行わないので、仕切り扉にきっぷを入れる箱を増設しています。「運賃箱」と書かれていますが…。

 

天井です。かつての近鉄の共通項であった三角形の照明カバーが付いています。冷房装置はラインデリアと一体となった形状ですね。

 

窓です。基本は一段下降窓を2枚配置していますが、一部窓は奥のように1枚に拡大されています。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。

 

座席です。ドア間は7人掛けとなります。袖仕切りはカバー範囲が狭い簡易なパイプ式、仕切れているかどうかも微妙ですね。先述の通り、近年通勤型車両で進むモケット変更がこの編成でもなされたため過去の姿となっております。

 

長い車端部の6人掛けです。ここは妻面に機器のデッドスペースを有しているため、肘周りに余裕がありますね。

 

優先座席です。モケットは灰色系のものとなっています。ここもオレンジに黒帯のデザインに変更されています。

 

短い車端部の3人掛けです座り心地は短距離向けのそれで、座面の高さや背ズリの角度に現れていますね。

 

最前面の3人掛けです。近鉄では割と見かけますが、かつて中間に入った時に仕切りを回転させて客室スペースとしていたとおぼしき壁側の袖仕切りが特徴です。