JR東日本EV-E801系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

ここは秋田駅、ここから奥羽本線の追分まで進み男鹿半島の中心地、男鹿までを結ぶ男鹿線の系統に新たな「電車」が投入されました。

 

EV-E801系、赤と青の単色塗装はまぁなまはげをイメージしたものでしょうねぇ、ええ…。

 

なんて思っていたら、ヘッドマークにはしっかりなまはげさんがいらっしゃるではありませんか…。

 

この車両、JR東日本の在来線普通列車用車両としては珍しく日立製作所製でして、JR九州の蓄電池車両を寒冷地仕様にしたものとなっています。この前面デザインがJR九州っぽいというかそのまんま(笑)

 

側面にもしっかりなまはげさんがいらっしゃいますねぇ…。

 

2018年時点の製造数は1編成のみ、時刻表を見れば列車番号に「M」が付いているので運用の把握は可能ですね。検査があれば気動車に置き換わるのだとは思いますが…。

 

一方の秋田方。青い塗装はやはりなまはげ…。

 

こちらのヘッドマークはゴジラ岩を表したものですね。

 

JR九州のDENCHAらしくLED表示機は大型で、文字も大きく見やすいですね。それにしても、(男鹿なまはげライン)とは…(笑)  中々のインパクトです。

 

側面の表示も同じくですね。そして蓄電池車両の共通愛称、「ACCUM」のロゴもあります。

 

車内です。3ドアロングシート、本数の割に利用者が多い男鹿線らしいと言えばその通り、キハ40でもロングシート改造車がいるくらいですから地元の方としては比較的すんなり受け入れられたのではないでしょうか。

 

ドアです。ドア横の金属部分やドアエンジンの形状が、いかにもA-Trainっぽい造りだなぁと思わずにはいられません。秋田地区の普通電車では、初めて化粧板を貼り付けた車両となったのではないでしょうか。

 

通年半自動扱いで、車内には開閉両方、外には開けるのボタンが備わります。また外側には時に締め切り扱いとなるためにLED表示機を取り付けています。

 

車端部です。仕切り扉の模様が違う以外、BEC819系そのまんま…。

 

トイレを有する車端部です。ドア側に握り棒を設置しており、立ち席にも配慮しています。

 

最前面です。ええ、この電話ボックスじみた乗務員室がいかにもJR九州です。右上に運賃表示機が見えますが、ワンマン運転も行われています。

 

天井です。照明は直管式のLED灯です。吊り手は五角形、さすがにドア付近のサークル吊革はありません(笑)

 

天井その2。蓄電機器があるのか、一段低くなっています。

 

窓です。都合3分割されており、中央の細い窓は固定式、両側の幅が広い窓は二段式で上段が開閉可能です。ここはBEC819系とは異なる点ですね。日除けはやっぱり無く、着色ガラスで済まされております。

 

座席です。東京メトロ10000系西武30000系など、日立A-Trainで見られる座席です。さすがに白缶座席は持ってきませんでしたね、持って来て欲しくもありませんが(爆) 無関係だとは思いますが、色調は何だかミトーカデザインに見えなくもありません。

 

優先座席は色調こそJR東日本のそれですが、背ズリはゼブラ柄では無いのが斬新です。テストケースかもしれませんが、この後に登場した系列では再びゼブラ柄で製造されています。日立で作られたからでしょうか・・。で、座り心地はといえば座面の扁平さと背ズリの突っ返してくる形状の違和感が合わさって総じてよろしくありません。あと袖仕切りね、ガラスでストンと済ませる肘周りの余寸もへったくれもない、工夫ゼロの形状。最近流行ってるけど、機能性としてはもたれる以外使いようありませんよね、もたれると脂やら整髪剤で汚れますし。

 

トイレです。ここはJR九州と全く同じのユニット式ですね(笑)

 

向かい側のフリースペースです。701系を差し置いて首都圏並みの案内量の多さです(笑) 非常通話装置や懐中電灯の位置が異なるほか、あればいいよね的な介助者用の補助いすもありません。元々あったものをバッサリ無くすだけで優しくない会社に見えてしまうのは、色々な車両を見て来たからでしょうか。

 

秋田-追分間は電化されているためパンタグラフで集電しながら充電も行っています。この画面にはなまはげさんも登場します。

 

日立の製造ステッカーです。いやぁ、これがJR東日本というのが新鮮です。