大阪メトロ 新20系 中央線仕様車 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

大阪メトロでは第三軌条路線の主力である新20系のリニューアルを大阪市交通局時代から進めていますが、大阪市交通局時代に乗客から「せっかくのリニューアルやのに代わり映えせんでおもろない」との声が出たため、途中から各路線のイメージを持たせたリニューアルとなっています。…ええ、四つ橋線の記事の文面そのままコピーです(^_^;)

 

取材日は4/1、大阪市交通局から大阪メトロに変わった初日に行って参りました。まだコマルマークも残っており、日付的に「民営化失敗」という笑えないジョークも…。

 

民営化当初はあんな具合でしたが、現在はしっかり貼り変わってます。

 

車内です。中央線のラインカラーである緑をベースにしており、昭和の非冷房通勤電車じみた緑がかり方です。それにしても、見事に座席が浮いてますねぇ(^^;;  

 

ドアです。他線同様、化粧板は柄入りです。LCDディスプレイは相変わらず千鳥配置で片面のみの設置です。そういえば的な変化ですが、LCDは四か国語対応となっており、かつてはコスモスクエアの中国語表記が「宇宙広場」を簡字体にしたものでしたが、さすがに中国人にも伝わらなかったのか括弧書きで(cosmosquare)と追加されていました。

 

柄は海遊館をイメージしたのかバブルと魚を散りばめたものです。よく見てみるとこの魚、大阪メトロの路線図を模して出来ています。またバブルも各線のラインカラーとなっていますね。

 

車端部です。こちらはコスモスクエア方で、各車に一ヶ所フリースペースを設けた関係で一般座席は基本的に全てフリースペース付きとなっています。仕切り扉は生駒山から登る朝日や大阪港へ沈む夕日をイメージしたものです。

 

反対側、学研奈良登美ヶ丘方の車端部です。こちらは優先座席に指定されています。

 

最前面です。大きく変わったのは仕切り扉で、かつて運転台背後の窓と同じ縦幅だったものがグイッと下まで伸ばされ、前面展望がしやすくなりました。直通先の近鉄けいはんな線含めて地上区間がやたら多い中央線、前面展望に優しいのは良きことです。

 

天井です。他線の車両と同じく照明カバーは廃され、蛍光灯タイプのLED灯となりました。光が一直線に降り落ちて来るので個人的にはあまり好みではありません。

 

窓です。地上区間が多いので日除けが付いていますが、リニューアルの割に生地は交換されていません。66系での気合いは何処へ…。

 

座席です。座面のみバケット構造となり、袖仕切りの化粧板が側ドアと同じ模様のものになっています。モケットがリニューアル車共通の赤色になっており、周りの緑と激しくぶつかり合ってる気がします。なんでしょう、年がら年中クリスマス(殴)

 

車端部の3人掛けです。座り心地はこのリニューアルらしい良好なもの、座面が奥まで座らせない構造になってしまってるのが唯一惜しい点ですが、生駒-大阪市内であれば下手な近鉄のシリーズ21よりもこちらに乗りたく思います。運賃はともかく、生駒-九条間って近鉄奈良線・阪神なんば線の快速急行と所要時間はあまり変わらないそうです。けいはんな線が速いのか、快速急行が遅いのか…。

 

優先座席です。こちらもお馴染み青色に白いブロックパターンを着席区分としたものです。妻面に肘を逃がせる余寸があり、着席定員で座っても多少の余裕をもって座れるようにしています。

 

フリースペースです。先述の通り各車に一ヶ所設置されています。おかげで、フリースペースの無い車端部を優先座席として設定している法則に縛られ、優先座席が両先頭車に無いという事案も…。