一畑電車7000系 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

島根県の私鉄として宍道湖畔をのんびり走る一畑電車。現役車両は関西圏や首都圏の大手私鉄からの譲渡車で占められていましたが、実に86年ぶりに自社発注の新型車両が登場しました。


7000系で、単行運転が可能な両運転台車両となっています。外観としては、JR西日本の225系初期車の前面にJR四国7000系の車体を組み合わせたキメラのような車両となっています。ステンレス車体ですが、ラッピングが施されて従来車のようなイメージとされています。


で、JR四国の7000系と言えば3扉車、2扉ワンマン運転が基本の一畑電車では真ん中のドアは準備工事とされています。


車内です。車体が大きめなだけに、セミクロスシート配置でも従来車よりも広く見えます。


ドアです。地方ローカル線ではよく見かける片開き式となっています。

 

半自動ボタンです。こちらはJR西日本と同仕様ですね。


運転台です。この時は2両で運転されていたため貫通状態のものをご覧いただきます。最前面に立つときは運賃箱を引き出して使用します。


天井です。照明はLED灯となっていますが、形状が他ではあまり見ないものとなっています。吊革は黒い三角形となっており、化粧板の白もあいまってキリリとしています。そして枕木方向にも吊革がありますが、遷宮など時々発生する殺人的混雑に備えたのでしょうか。


窓です。一枚窓が少し間隔を置いて設置されています。


座席です。まずはドア間に3組設置されているクロスシートから参りましょうか。


肘掛けなどにオリジナリティを感じますが、ここ最近3セクなどで増えつつある223系の固定クロスシートをぶっ立てたものです。見ての通りほぼ垂直、クッション性は悪くないのですがこのセッティングには悪意しか感じません。


ロングシートです。座席配置はJR四国チックですね。でも袖仕切りの形状は近年のJR西日本でよく見かける大型のもので、内側にはしっかりモケットが貼られています。パーツは使い回してコストダウンを図っているものの、とりあえずはプラスに作用してよかったと思います。


最後はドア準備箇所をどーんと。車椅子スペースとされており、非常通話装置も付いています。金輪際無さそうですが、いざドアを開けるとなるとどうするんでしょうね(^^;;