平成筑豊鉄道400形 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

国内有数の石炭産出地であった筑豊地方。当時の運炭手段の主流は鉄道で、多数の貨物列車が運転されていたそうな。平成筑豊鉄道もかつては運炭で賑わった路線でしたが、現在は地域輸送に徹しています。そんなへいちくの主力車両が400形です。新潟トランシス製、この前面は今や各地の地方非電化路線で見ることが出来ます。

 

車内です。それなりの路線長となる平成筑豊鉄道ですが、このちくまる車両はオールロングシートとなっています。

 

ドアです。ステンレス仕上げの一枚引き戸、どこでも見ることが出来ます。違うところと言えば、JR九州っぽい「床に座らないで下さい」のステッカーが貼られていることですね。ワンマン運転が基本ですが、半自動機構はなく開閉は運転席からの操作となります。

 

運転台です。やはり半室構造で、九州一古いトンネル、第二石坂トンネルもバッチリと見れます(笑)

 

天井です。照明はカバー無しの蛍光灯、冷房吹き出し口冷房とラインデリアが一直線に伸びています。オールロングシートということもあり吊革は全長に渡って取り付けられていますが、その設置位置は短めです。

 

窓です。固定窓ですがサイズは大きく採光性はバッチリです。同時に日除けも備わっているのがうれしいです。

 

座席です。この車両はちくまるが多数散りばめられたモケットとなっています。座席下のヒーターは吹き出し口が二ヶ所だけですが、一応北部に位置する筑豊地方において問題となっていないのでしょうか?(汗)  座り心地はまずまず、クッション性はそれなりですが背ズリがやや切り立ててセットしているのが少し残念です。

 

で、車内中央に現れる謎の立ち席スペース。従来車ベースで言えば本来はクロスシートが設置されるべき場所なのですが、それだけがごっそり抜けた格好です。いや、思いましたよ、「あるはずのクロスシートが無い!」と(^^;; であればロングシートの延長なりなんなりすべきだと思うのですが…。

 

はい、というわけで別車両にてクロスシートです。ボックスシートが両側に千鳥配置で2つ設置してあります。座り心地はかなりキツく、ものとしては本来ある程度角度を付けて使うべき223系の固定クロスシートをぶったてたようなもの、自然と腰を前方にずらしてしまう誉められない座席です。それと何がアレかって、なんとここ、優先座席です。車内中程に設置された数少ないクロスシートな上に、4人で座った時に窓側の人どうやって譲んの、とツッコミ所多数。

 

最後に車椅子スペースです。非常通話装置と固定用具が設置されています。