JR東日本205系3100番台 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

毎度一部の首都圏通勤電車の流転先となっている東北地区唯一の直流電化JR線、仙石線。現在ここで主力を張っているのはやはり首都圏から流れてきた205系です。全編成が中間車から先頭車化改造された車両となっており、顔だけは全て揃えられています。

 

こちらは石ノ森章太郎の描いたキャラクターが外観を埋める「マンガッタンライナー」です。中にはロング/クロス両方に転換可能な2way seat車両がいるのですが、日頃の行いが悪いのか取材の機会に恵まれず…。

 

というわけで車内です。一見すると首都圏を走り回っていた頃から大きく変わりませんね。

 

ドアです。この時期に導入された車両に多く見られるのですが、指などの巻き込み防止のために窓が小さくなっています。当時はまだ窓の抑え部分が凸凹していたため、こうするしかなかったんでしょうね。今や窓の抑えはフラットになるような工法となっており、技術の進化を見る思いです。

 

なお、ドアは東北地区らしく半自動化されています。また、同時に開閉チャイムも備えられています。

 

車端部です。取り立ててどう、ということもありませんが、この閉鎖感、国鉄らしいなぁと。

 

 優先座席を有する車端部です。吊革がオレンジ色をしているため少し賑やかです。

 

そしてフリースペースを有する車端部です。何気にバリエーション豊富ですね(笑)

 

そしてトイレを有する車端部です。石巻まで乗り通すと「なんでフツーの通勤電車なんだろう?」と不思議に思うくらいの長時間乗車となるだけに、やっぱりこの設備は必要ですね。

 

最前面です。中間車からの改造らしく、左側にエスケープボード、右側に仕切り扉、中央に仕切り窓と、JR世代の車両に近い構造となっています。

 

天井です。今となってはそれほどかもしれませんが、枕木方向にも設置された吊革が首都圏時代の混雑を物語ります。照明はカバーの無い蛍光灯、冷房はラインフロー式で、一部にラインデリアが設置されています。

 

窓です。こちらに送られた車両は一段窓となっています。まぁ、田の字の二段窓では冬季に厳しいことになりますが…。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプのものが備わります。

 

座席です。ほとんどの編成がオールロングシートで、ドア間は4+3の7人掛けです。しかし、今や4人側の1名分は体格が向上した日本人の肩幅に食われるケースが多く、実質6人掛けのようなものですね。

 

優先座席とセットになった座席です。意外なのは寒冷地東北にして袖仕切りにアクリル製の風避けがないこと。半自動機構が付いているとは言え、利用者も多いし仙台近郊は駅間も短いのでドアもバンバン開くんじゃない?

 

車端部の3人掛けです。座り心地は国鉄型車両らしく座面は適度なバネ感なのですが、背ズリは板のごとし硬さです。背ズリはどうにもならなかったのでしょうか?

 

トイレです。バリアフリー対応の大型トイレとなっております。車端部の仕切り扉がなんだか申し訳なさそうです(^^;;

 

向かい側のフリースペースです。非常通話装置とヒーターが備わり、握り棒は上下で2本設置されています。立ち席スペースという、本来用途よりも多く使われるであろう用途に対応したものでしょう。

 

 

首都圏では置き換えが進む205系、ここの205系はどれだけ長く走ることが出来るでしょうか?