「大阪の路面電車」と言えば阪堺電気軌道、知っている人は知っている、知らない人は覚えてね(古いぞ、自分)的な路線ではあります。そんな阪堺電車の新星、1001形です。
「堺トラム」の愛称があり、それぞれの編成にも窓上のラインごとに愛称があります。「堺」のロゴが入ってますが、泉州の漢らしさを感じてしまいます(笑)
ドア横にも阪堺の文字が。
車内です。意外にも阪堺では初めてのアルナ車両製造となっており、同社が売り出す「リトルダンサー」シリーズのひとつとなっています。
入口の両開きドアです。リトルダンサーシリーズの特徴である低床構造を採用しているため、路面電車でおなじみだったステップが無くなりました。やはり路面電車でステップが無いのは新鮮です。
先頭車の出口ドアです。こちらは片開き構造、右側には小型の消火器がへばりついています。
最前面です。運賃や路線図等の案内を貼り付ける壁があるため、前面展望は期待出来ません。
運賃表示はLCDディスプレイです。日付入りとなっていますが、ここまで来たら時刻も欲しいですね。
天井です。関西では昔から行われている昼間消灯を実施しているため照明が点いていませんが(^^;; 最近のトラム系路面電車で増えつつあるダウンライト仕様です。照明の列部分には木目の化粧板が貼り付けてあります。
車端部は一応仕切りのようになっています。こちらも木目となっていますね。冷房の吹き出し口はラインフロー式となっています。
窓です。日除けは簾となっており、阪堺がどれだけメンテについていけるかが気になります。
座席です。これまでロングシート車で占められていた阪堺ですが、1001形ではクロスシートが登場しました。
片側1人掛けの2人組ボックスシートです。座席部分はセミハイデッキ化されています。ボックス間ピッチはあまり広くないので、姿勢を崩して座るのはあまりポジティブではありません。
車端部の1人掛けです。こちらはハイデッキとはなっていません。座り心地はごくごくありふれたもの、路面電車にこれ以上何を求める、と言った感じです。
最前面の1人掛けです。ボックスシートでもデフォルトで簡単な目隠しがありますが、ここには更にマガジンラックが設置されているのとハイデッキでないため、中々の引きこもり席となっています。
ロングシートです。こちらは4人掛けでしょうか。モケットはクロスシートに合わせたもので、袖仕切りは肘掛けを兼ねた板となっています。
こちらは3人掛けです。低床構造を実現するためか連結面が高くなっており、その差をスロープとしているため脚を左右で違う高さで置くことになります。これが強烈な違和感なんですよねー。座り心地も大したものではなく、ちょい乗り程度が最適と思った方がよいでしょう。
車椅子スペースを兼ねた折り畳み座席です。こちらも見た目通りの座り心地、多くを期待してはいけません。しかし、「半壊電車」と言われる程の強烈な乗り味をした従来車が多い中で、非常に滑らかな走りを見せてくれます。新しいのもあるでしょうが、リトル段差ー(もちろんシャレ抜きの洒落なのは知れたところ)の特長なのかもしれません。重心が低いのかな？
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