JR神戸線の住吉と阪神本線の魚崎から六甲アイランドとを結ぶのが六甲ライナーです。運営は三宮からポートアイランドや神戸空港を結ぶポートライナーと同じ第三セクター、神戸新交通です。
六甲ライナーで活躍する車両はこの1000形です。開業時から活躍しており、先頭の大型窓が特徴ですね。さすがに老朽化は隠しきれず、まもなく新系列の車両に置き換えられるとの事。乗車はお早めに。
魚崎駅は、新交通システムにしては珍しい相対式ホームとなっています。といってもこんな残念なのしか撮れませんが(苦笑)
トップナンバーですね。
車内です。新交通システムお馴染みのこじんまりした印象です。
こちらは先頭車両です。開放的な窓が特徴です。
ドアです。化粧板が貼られたもので、ごくごく一般的なものです。LED表示機等はありません。時代なのでしょうね。
車端部です。新交通システムの性でしょうか、ここは妻窓もなくあっさりとしています。
最前面です。全線高架という新交通システムの利点を生かして窓が大きくなっています。日射を考慮し、観光バスのように上部にカラーフィルムが貼り付けされています。
天井です。照明はカバー付きの蛍光灯です。「関西だから」というよりも、車高が低いので手で蛍光灯を触れないようにするためと言った方がいいのでしょうね。吊革の数は少なめ、ドア部分の中央には握り棒が下がっています。
窓です。二段窓で、上部は換気用に開くことも出来ます。
この窓、鉄道車両としては珍しくとある機能が仕込まれていまして…。
住吉と魚崎の間では西側の窓がスモークする瞬間くもりガラスとなっています。高層マンションが多いため、生活の様子を中継しないようにするために導入されています。
座席です。まずはロングシートから参りましょう。中間車と先頭車後方にある5人掛けで、ゆるいバケット形状となっています。袖仕切りは簡単なパイプ形状の簡素なもので、登場時期にしてはかなり前時代的です。
優先座席の5人掛けです。モケットはオレンジ色となっています。座り心地は柔らか目ながら少し底付き感を感じます。とは言え往復でワンコインの乗車時間なのでこれくらいがちょうどいいですね。
フリースペースを兼ねた座席です。普段は折り畳み式の座席がセットされていますが、使用時は跳ね上げられる…はずなのですが、どう頑張っても跳ね上げられませんでした(笑)
続いて両先頭車にある固定式クロスシートです。前面向かって左側は最前面が1人掛け、その後ろ2列が2人掛けとなっています。
後ろの2人掛けです。透明のビニール製ヘッドレストカバーがかけられています。肘掛けは本当に肘を置く程度のものです。
最前面の1人掛けです。前面展望をお一人様で行いたい時にはちょうどいいですね。
向かい側の乗務員席です。自動運転なので、基本的に客室として開放されています。親子二人での着席を前提としているようで、1.5人掛けほどの座面幅となっています。
運転台にはカバーがかけられています。足元は広くありません。
後方の1人掛けで、混雑緩和のためでしょうか。座り心地は、路線バスの座席のようなものと思っていただくとよろしいかと。
ドアに貼り付けてある路線図と広告。ドアには瞬間くもりガラスは搭載されていないため、目線に当たる(※当方身長165cm)部分に貼り付けされています。何気に考えられていますね。
↑ ↑ ↑