札幌市交9000形 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

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日本最北の地下鉄…「鉄」と言っていいのか分かりませんが(^^;;  札幌市営地下鉄東豊線の期待の新車、9000形です。シンプルなデザインを目指したと言い、かわいい前面をしてますね。そうそう、この車両もホームドアの設置をにらんで導入されており、近い将来札幌市営地下鉄から車掌がいなくなりそうです。あの「プー・ゲー」という特徴的な発車サイン音も聴き納めとなりそうです。

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車内です。新幹線に次いで横幅が広いことや天井周りがスッキリしているため開放的ですが、下半分のパーツのせいでその広さを半分打ち消してしまっている気がします。

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ドアです。両開きの化粧板が貼られたものです。窓の隅が丸くなっていますが、これも柔らかな雰囲気を醸し出す要因のひとつかもしれません。

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ドア上にはLCDディスプレイが備わり、次駅案内等を流しています。戸閉表示灯も備わっており、開いている時は点灯、閉まる時に点滅します。そうそう、ドアブザーも備わりますが、閉まる時のみの作動で、開く時は何も鳴りません。

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ドア横には長い握り棒と、お馴染み鏡が設置されています。内地では鏡が廃止される車両が多いですが、ここでは新車にも設置されています。

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車端部です。とうとう伝統の六角形貫通路をやめ、フツーの形状になってしまいました。ちょっと残念ですね…。仕切り扉は最近流行となっている全面ガラスです。両側にも数10cm程はガラスとなっているため、妻面の壁の面積はあまり広くありません。視覚的に狭く見えないようにしていますね。

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仕切り扉の無い車端部です。元々仕切り扉が無かった札幌市営地下鉄、あくまでも難燃性基準をクリアするために渋々付けたと言った感じですね。

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フリースペースを有する車端部です。吊革もバンドが短いもので、立ち客にも配慮しています。

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最前面です。えらく殺風景で面白くありませんね。仕切り窓は乗務員室への扉のみとなりますが、先頭に立つと遮光幕が降ろされるのでブラックボックス化されます。あまりポジティブではありませんね。

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仕切り扉横にある開戸表示灯です。非常時に使用するのか、普段点灯することはありません。

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天井です。照明はLED灯で、一部が抜き去られています。一般的に照明の抜き去りは蛍光灯が主で、LED灯を抜き去っているのはここくらいではないかと。そもそも、導入時よりこのソケットにLED灯が入れられたことは無いのでは…? 中央にはラインデリアがありますが、伝統的に非冷房であり送風機能のみとなっています。

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窓です。3枚一組で、地上区間は無いので日除けもありません。そうそう、札幌市営地下鉄の特徴として、荷棚が無いことが挙げられますね。短距離利用が主で、忘れ物防止のためらしいですが、ポール等のパイプが荷棚と同じ要領で設置されてるため、内地から来た方々を中心に座ってる人の頭に荷物を落下させることが多々あるそうです。

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座席です。バケットタイプのオールロングシートで、画像はドア間の9人掛けです。先述の通りポールが2本入っていますね。袖仕切りはガラス製となっています。東京メトロ16000系辺りから採用されて全国に拡大しつつあるガラス製袖仕切りですが、デザイン性以外は評価する点が少ないのが持論です。冬を中心に冷たく、奥行きもないので肘が寂しくなります。

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札幌市営地下鉄が独自性を突っ走ていると思う理由の一つ、「専用席」です。優先座席の時代もあったそうですが、豊水すすきの辺りでパヤパヤやってる若者を中心に占拠されて譲ってもらえなかったために、専用席にした経緯があります。一般座席と区別するためにモケットが青系になっています。座り心地ですが、座面は最近の札幌市営地下鉄にしては柔らかく感じましたが、背ズリが硬めで角度も急になっています。ここのアンマッチが気になる人は残念ながらお友達になれないと思います。

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車椅子スペースです。種類が違う握り棒2本と非常通話装置が備わります。床の色も変えていますね。


東豊線の新しい顔としてどんどん増えています。

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