近鉄1021・1026・1031系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


近鉄のカオスな系列のひとつが1220系、両数や使用機器のメーカーや台車の違いだけで系列が分類されており、その全容を把握するのは中々困難です。そんな1220系グループの一角、奈良線系統で活躍するのが1021系・1026系・1031系です。1021系と1031系は元々1020系と足回りを地味に色々と変更した1026系という系列でしたが、生駒線のワンマン運転化に伴い現系列名になっています。6両編成は阪神線にも乗り入れています。


車内です。90年代の近鉄電車ならではと言った感じですね。一度更新工事が行われており、以前よりも少し明るくなりました。


ドアです。窓の横幅はギリギリまで大きく取られているのが気持ちいいですね。両端にはイエローラインが追加されており、LED表示機は千鳥配置で設置されています。


車端部です。この時期はまだ妻窓もあり、昼間は明るい空間となっています。


優先座席を有する車端部です。目の錯覚でしょうか、仕切り扉の窓が持ち手側から微妙にずらして配置しているように見えます。


最前面です。保安機器のせいでしょうか、仕切り窓はやや高めになっており、小さなお子様には優しくない仕様です。生駒線ではワンマン運転を実施していますが、都市型ワンマン運転のため運賃表示機や運賃箱などはありません。


天井です。この時期までの近鉄の伝統、三角形の蛍光灯カバーも健在です。


窓です。一段下降窓を二枚配置しています。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプ、生地は時代を感じさせる青色となっています。


座席です。ドア間は7人掛けで、更新工事によりモケットが色調・材質ともに異なるものに貼り換えられています。個人的には更新前よりもこちらのモケットの方がお気に入りだったりします。


車端部の4人掛けです。袖仕切りは肘掛け・立ち上がり・立ち客との分離・モケットの保護の4役をこなすスグレモノです。よく考えられているなぁ、と。


優先座席の4人掛けです。こちらもシルバーシートを思わせる灰色から青みのかかったものに貼り換えられました。座り心地ですが、この時期の近鉄らしい柔らかいもので、比較的高く取られた背ズリも相まって個人的に嫌いではありません。座面の柔らかさ故、阪神神戸三宮から近鉄奈良までの快速急行等の長時間での乗車では座り直しがいりそうです。


車椅子スペースです。最前面背後、運転台側に設置されています。握り棒のみとえらくさっぱりしたもので、立ち席スペース的な意味合いを多分に含んでいそうです。

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