JR北海道24系 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


全国で最後の定期急行列車・定期客車列車であった「はまなす」。青森-札幌間の運転で、非電化区間と気動車駆動での運転が不可能な青函トンネルを通過するため、客車での運転となっています。青森-函館間では、ED79形電気機関車が牽引します。


それでは参りましょう、今回紹介するのはB寝台車として連結されている24系客車です。金帯の車両ですので、かつて定期で運転されていた寝台特急「北斗星」に連結されていた車両ですね。


ドアです。国鉄型車両らしい、化粧板の貼られていないドアです。足元には低床ホームに対応するためにステップがあります。元「北斗星」用車両らしく、照明は暖色系のスポットライトに交換され、ちょっとした高級感を醸し出しています。

国鉄伝統、「くずものいれ」も健在です。


一部ピクトグラムに置き換えられたものも存在します。


自動販売機です。地元らしく、サッポロの販売機が置かれています。さすがにビールは売られていませんけどね(^^;;


トイレです。中は和式のままです。手前にはゴミ箱も置かれていますね。


こちら別バージョン。こちらは洋式トイレに改造されていました。


洗面台です。かつて長距離を走った寝台列車らしく、二箇所の設置となっています。


デッキ仕切りです。静粛性を保つため、少し重めの手動扉となっています。


扉は枕木方向に設置されており、進路としては角を曲がる格好となります。


壁際に設置された黒い物体に近寄ってみました。号車表示・時刻・温度をデジタルで表示します。今であれば全てLED表示機やLCDディスプレイで全て済ませてしまうのでしょうが、時代を感じますね。


そうそう、取材時の列車は、「増21号車」が連結されていました。実際に21両繋いでいる訳ではなく、1号車と2号車の間に連結された増結車という意味だそうな。さすがに「増21」という表示は出来ないので非表示とし、下の号車札受けに表示して対応しています。


B寝台車内です。開放寝台、4人一組の寝台が枕木方向に並びます。一昔前では当たり前に見ることができた光景だったのですが・・。

通路側にはジャンプシートが備わります。


引き出してみました。朝起きた時に、ここで残りの時間を過ごした方も多いと思います。


寝台です。先述の通り4人一組となっています。足元にはスリッパも用意されています。


更に近寄ってみました。上段に登るためのはしごです。正直幅も広くないですし横の寝台に乗り移るにもちょっとした勇気が必要です。転落にはご注意を。


はしごの裏にはテーブルがあります。確実に下段専用ですね。


下段の寝台です。隣の区画とを仕切る壁にはクッションが設置されており、手前の転落防止用柵を寝台裏に収納することで座席としても使用することが出来ます。寝具類は畳んだ状態でセットされており、ベッドメイクはセルフサービスとなります。ちなみに、掛け布団は毛布にシーツを巻いた仕様で、敷き布団はありません。座席状態の座面部分がその役割とされるようで、シーツを敷いて使用する形となります。


上段を見てみましょう。下段同様シーツなどは未設置の状態で、自分でセットする仕組みとなっています。付帯設備としては衣文掛けがあります。画像右側のベルトは転落防止用に設置されています。


荷物入れです。面積は屋根の肩部分を使っていますので、それなりの広さがあります。

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