名鉄2200系・2300系 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

 

現在の名鉄特急として各線で走り回っているのが2200系です。2000系の一般車を組み込んだバージョンと言えます。しかしまぁこの写真ももうちょっと何とかならなかったものでしょうか(^^;; トリミングしなければいつもこんな感じです・・。

6両1編成を組み、豊橋方の2両が特別車となっています。かつては展望を重視したパノラマカーが名鉄の代名詞となっていましたが、かつての1600系に引き続き、えらく実用的でフツーの電車になってしまったような気がします。それにしても、この画像だと寝ているように見えますね(^^;;

 


あ、起きました(笑)


特別車側面には2200系のエンブレムが貼り付けてあります。


そして特別車に限定して、スリットで作られた大きな号車ナンバーが入っています。


そしてこちらは2300系です。外観は上の2200系と同一ですが、表示幕がフルカラーLEDとなっていることと、一部機器に名鉄お得意の流用品が使われておりまして、かつて存在した1600系のものを使い回しています。というか、この形式の特別車2両は・・。それはまた別項に譲りましょう。

左が2200系、右が2300系です。ほっとんど分かんないですよね(^^;;

 

近年塗装が変更され、前面のブラックはそのままに側面は赤帯が入るものとなりました。

 


車内、まずは一般車からです。外観こそ塗装された特急車らしいものですが、車内は3150・3300系と同じものですね。実際、8両編成での運転の際は3150系を連結することもあります。


ドアです。LED表示機は二段式、上段に種別や行き先を、下段にその他の様々な情報を流しています。左側には車掌用のドア開閉装置がありますね。この装備は運行上のこともありますが、名鉄で受け継がれている伝統となっています。


裾絞りの関係で、ドア下にはステップが付いています。


車端部です。こちらはクロスシートを装備した箇所です。詰め込み、利かなさそうですねぇ・・。仕切り扉は窓が縦方向に長いものです。

続いてロングシートの車端部。やはりクロスシートと比べて広々としています。

 

最前面です。他の一般車と異なり、乗務員室とドアとの距離が短いためか展望席とも言えるロングシートが有りません。立ちながらであれば可能ですが、設置位置が高く小さいためお子様は厳しいかと‥。

 


天井です。照明はカバー無しの蛍光灯です。特急車として、通勤電車とは多少なりとも差別化を図って欲しかったなぁとも思います。その差別化を図った結果でしょうか、クロスシート上には吊革はありません。この辺り名鉄はとても頑固な会社なのですが、何か間違っているような・・。

 

後に増備された編成では、さすがに安全を考えたか吊革が設置されています。また照明が蛍光灯風カバーのついたLED灯となっています。

 

クロスシート上とロングシート上では吊革の設置位置が微妙に異なります。間違い探しレベルではありますが(^^;;

窓です。大型の一枚窓を2枚配置しています。やっぱり日除け、無いんですねぇ。着色ガラスで済ませています。ここばかりは並行するJR東海を見習えよとも思えます。まぁあちらは標準化、大量生産の産物ですが・・。

 


座席です。まずは転換クロスシートから。300系以降に導入されたものと全く同じ、座り心地も硬めです。従来の1200系などの転換クロスシートに慣れていると言葉を失うほどの凋落っぷりです。肘掛も文字通り肘を置ければよいと言った風合いで横幅がかなり狭いです。


しかし衝立には残るテーブルです。ペットボトルや軽食程度なら置くことが出来ます。


二次車以降は、立ち席面積の拡大を目的として1人掛け座席も登場しています。


ロングシートです。こちらも3150・3300系と同様です。中途半端な大きさの板状袖仕切り、硬めの座席など丸っきり同じです。形状は悪くないのがせめてもの救いです。


先頭車両に存在する車椅子スペースを兼ねた収納座席です。ドア横側には申し訳程度ですが肘掛も出てきます。座り心地は期待すべからず。とは言え、隣にあるロングシートも似たようなものですからねぇ

跳ね上げてみました。握り棒、固定用のベルトが付いています。非常通話装置は戸袋窓部分に設置されています。

 


車端部の5人掛け、優先座席とセットになった区画です。一般座席のパープルに対してピンクになっているのは変わりません。

続いて特別車です。まずはデッキドアから。一般車と同じく両開きドアながら、窓を一体的に見せるようなデザインとなっています。

 


ゴミ箱はカンとその他で分かれています。


その上に設置された鏡です。一般車には無くなってしまいましたが、特別車にはこうして残っています。

 

照明は格子のデザインの光天井となっています。

 


トイレです。大型の車椅子対応トイレとなっています。


向かいには洗面台があります。その隣は男性小用トイレです。


車内です。配色や構成など、基本的に2000系と変わりません。

デッキとの仕切りです。仕切り窓は全面着色ガラスです。

 

 

仕切り扉上にはLCDディスプレイが設置されています。そうそう、今ではフリーWi-Fiも搭載されていますね。

 


天井です。中央に等間隔で並んだダウンライト、その両脇にある間接照明、照度不足を補うための補助照明、遊び心溢れる飾り照明と、ライトに関してはかなりの気合の入りようです。この飾り照明、停車駅に近づくとゆっくり点滅し、中部国際空港駅では青色に光ります。


窓です。基本的に2席に1枚、画像は例外的に1席に1枚が割り当てられた席です。日除けはフリーストップ式のロールカーテンで、2席に1枚の窓となっている場合ではセンターにカーテンレールが入っています。機能的ではありますが、眺望の連続性が途切れることと、特別車としての風格に欠ける嫌いが有ります。まぁワンコインやそこらで風格を求めるのも野暮ですね。

 


座席です。回転式リクライニングシートで、2000系と全く同じものですね。


座り心地は座席の作り込みがしっかりしていることもあり良好なのですが、いかんせん2000系と同じく窓側の肘掛の処理が下手なのが残念です。

デッキ仕切り際などの座席には固定テーブルが設置されています。やはりキャパは少なめです。

 


車椅子対応座席の1人掛けです。両側にグリップが付いているのがかわいいですね。窓口購入では主となる利用者以外は基本的に発券しないと思われ、1day乗車券や車内精算など座席指定不可の場合、ここに座れば後から人が来ることも稀なので穴場ではないかと思っています。


リクライニングの図。固定用のベルトは備わっていますが、肘掛の跳ね上げや通路側に向けての固定は出来ません。

荷物置き場です。元々設定されていなかったもののようで、奥に窓がそのまま残っているのが、座席を設置していた当時の名残となっています。下段はセーフティーバー付き、上段は前後方向に関しては簡単ながらクッションが設置されています。