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富士山の麓を営業エリアとする富士急行。近年の富士山ブームに便乗する形で、1200形を改造の上観光列車を導入しました。それが「富士登山電車」でして、開業当初のモ1型の塗装、さび朱色をした高級感漂う仕様へと大変貌を遂げています。運用は快速「富士登山電車」のみで、乗車には運賃の他に着席整理券が必要となります。ちなみに、木曜日は検査のためか運休になるとの事。
車体の至る所にこのような文字とロゴが描かれています。もう誰が何をやらかしたのかが一発で分かりますね。
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車内です。こちらは通称「青富士」です。元々料金不要の自由席車として登場しましたが、後にこちらの車両も乗車整理券が必要となりました。木をふんだんに使用したこの改造も日本中至る所で見ることができますね。これだけ同じような車内だと、正直飽きてきてしまいそうです。まぁこのデザインのファン (特に東日本在住)の方としては、これまで西日本でしか見ることが出来なかったので、ようやく東日本地区でも見ることが出来るようになって良かったのではないでしょうか。
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ドアです。元々化粧板が貼られていない素っ気無いものでしたが、現在は白色となっています。化粧板なのかJR九州のように塗りドアにしたのかは定かではありません。
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車端部です。サービスカウンターや展示棚など、定番の構成となっています。貫通路には暖簾がかかっていますね。これ、地味に欲しいなぁ(^^;; 天井です。化粧板は全て白色のものに取り替えられています。何でも、富士山に積もる真っ白な雪をイメージしたそうな。立ち席を前提にしていないため一部を残してつり革は撤去されており、見通しがスッキリしました。照明は相変わらず剥ぎ出しの蛍光灯となっています。
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窓です。二段窓の部分はそのままで残されていますが、中央のドアは埋め込まれており、その部分と戸袋窓であった部分は一枚の固定窓になっています。この際、富士山の眺望を考慮して、換気用を除いて全て固定窓にしてもよかったのではないでしょうか。
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座席です。、まずはボックスシートから参りましょうか。ウッドシェル付のボックスシートで、肘掛も木で出来ています。構成としては国鉄時代のボックスシートに近いもので、腰部分にもわずかながら傾斜が付けられており、この手のデザインにしては珍しく座り心地は悪くありません。
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中央には折り畳み式のテーブルが設置されています。展開すれば右側のようになります。
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その向かい側のロングシートです。こちらも一応富士山方向を向いていますが、通路やらカウンター席やらを挟んでいるのであまり居心地がいいとは思えません。背ズリもご覧のとおり木で出来ているだけじゃなく奥の席はウェーブしています。中々の修行席ですね。
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ドア付近のソファ席です。内側やら外側やらに湾曲しているのですごく座りにくいです(^^;; 右側の表地はレザー張りとなっており、汚れはすぐに取れそうですが座った感触としては少し安っぽく感じてしまいました。
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車端部のサービスカウンターです。富士登山電車オリジナルのグッズなどを販売しています。
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ドアです。この色で艶を消していないとちょっと生々しいです。
車端部です。こちらには簡易なテーブルが設置されている以外は座席になっています。「赤富士」という名前にあるように、暖簾も赤くなっています。
さて、先ほどの最前面の左側ですが、ステップを取り付けた「富士見窓」となっており、円形に縁取られた窓から子どもが富士山を見やすいようにしています。
中には歴代の富士急で活躍した車両の模型が展示されています。もちろん、現役の車両もしっかり入っています。
ドア横には2人掛けもあります。衝立部分にはテーブルが二段設置されています。
そして一部存在するロングシート。2人掛けで、壁に挟まれたコクーンな空間です。ドア側の衝立にはテーブルもあります。座り心地は見た目によらず硬めです。これらのデザインに共通するクッション性と言えそうです。
京王5000系として登場してから50年が経とうとしている富士急の1200形ですが、まだまだ使われる予感全開です。60年、70年の使用もあながち有り得なくは無いかも・・。