東京メトロ01系 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


渋谷も大改造の真っ最中です。渋谷到着直前の、地下を走っていると思ったらいきなり宙を浮いたように高架の上を走っているという車窓は、東京の電車の車窓の中でも特にお気に入りです。さて、日本の地下鉄第一号とされる銀座線において、旧型車両を置き換える目的で製造された系列です。0X系シリーズの元祖で、以降営団時代に新製・増備された車両は全て0X系の形式名称を与えられています。そういえば、最近2両が熊本電鉄に譲渡されましたね。今回は2次車以降のバケットシート車を中心に取り上げますが、一部画像に1次車が混じっています。あまり気にせずご覧ください(^^;;


車内です。「銀座線は古い」のイメージを相当払拭したかったのか、なかなか気合の入った車内となっています。


ドアです。化粧板が貼られたドアで、ドア上部には路線図が載せられています。この路線図、ランプ式の案内表示機付きで、現在走行区間・行先などをランプ点灯で表示してくれます。いまでこそかなりアナログですが、当時は最新のアイテムとして驚きをもって迎えられたそうです。


車端部です。仕切り扉は窓が小さいものです。妻窓もあるにはありますが、片方は壁となっています。どうやら冷房装置の配電盤があるようで、非冷房だった時は窓があったそうです。・・そう、イメージアップとして製造された01系も、当時は非冷房車だったんですねぇ・・。ちなみに、この画像は1次車の車内となっています。


最前面です。運転台側の窓は大きく、仕切り扉と右側の窓は小さくなっています。仕切り窓にカラーフィルムが貼られているのが特徴です。・・この仕切り窓の構成、東京メトロになってから製造された10000系列と全く変わってませんよね。それほど安定感のある配置なのか、それとも意地なのか・・。正直握り棒が入ることによって古臭く見えるのは確かです。安全といえば安全ですが・・。


天井です。照明は蛍光灯となっています。車端部の天井は冷房装置の関係で一段低くなっています。そうそう、登場当初は非冷房車もいましたっけ。


窓です。日の目を見る区間はさきほどの渋谷駅到着手前のみなので、日除けはありません。


座席です。後期車はバケットシートとなっております。袖仕切りは付け根が上部にまで続く独特の形状になっているのが面白いですね。ちなみに窓の画像は1次車のもので、座席も少しだけ写っていますが、バケット形状にはなっていません。また座面は柔らかめですが、背ズリは硬めと言うかあまりクッション性は感じられません。一方バケットシート車ですが、どちらも程よいクッション性と言えるでしょう。


優先座席です。車端部の画像の通り、1次車の優先座席は白い模様入りとなっています。バケットシート車は青一色のモケットですね。

1000系導入により、01系は全車両置き換えが完了しました。熊本へ渡った編成の末長い活躍を祈ります。

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