大阪高速鉄道1000系 初期車 | 車内観察日記

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大阪府の郊外を円を描くように走っているのが大阪高速鉄道こと、大阪モノレールです。現在大阪空港-門真南間の大阪モノレール線と、万博記念公園から彩都西まで伸びる彩都線があります。現在、門真南よりも先、東大阪・堺方面にも延伸の計画があり、実現に向けて進んでいる注目の路線でもあります。

そんな大阪モノレールで、開業当初から活躍しているのがこの1000系です。今回はその中の初期車を取り上げます。初期車は登場から25年ほど経ちますが、現在も全6編成が現役です。

車内です。かつては黄緑のモケットで少々古臭い印象が強かったのですが、リニューアル工事が施されたため、2000系に近い雰囲気となっています。

ドアです。化粧板が貼られており、窓の大きさもまずまずです。


リニューアルにともない、千鳥配置でLCDディスプレイが設置されました。2面表示となっています。

車端部です。こちらは編成中央のものです。仕切り扉は窓が小さいままです。妻窓はしっかり設置されています。

そして、先頭車と接する車端部です。妻面がきのこ型となっており、幌もそれに合わせています。隣車も見渡せるようになっており、2両で1両に見える連続性を確保しています。

最前面です。窓が大きく取られており、左側には展望席も設置されています。展望席が左側なのは、勿論運転台が右側にあるからで、島式ホームで統一された路線ならではの配置といえます。

天井です。元々蛍光灯にはカバーが掛かっていましたが、現在は撤去されています。ラインデリアは羽が枕木方向のものとなっています。

天井をもう一枚。冷房装置が載っている部分に関しては、ラインデリアが一段低くなっています。

窓です。2段窓で、下段が固定式、上段が内折れ式で開閉可能です。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。

座席です。ドア間は14人掛けです。袖仕切りは更新前のままで、パイプ式です。かつて座席は京阪のように、座面と背ズリの間にヒーターが仕込まれていたのですが、現在は全く違うものとなっています。

編成中央の車端部の座席です。5人掛けとなっています。バケットシートに見えますが、実際は縫い付けがされているだけなのであまり気になりません。座り心地も、適度に沈み込むものでなかなか快適です。

先頭車と接する車端部の5人掛けです。妻面を肘掛に使うのは少し難しそうです。

最前面の展望席です。元々は2人掛けのロングシートが設置されていたので、後年の改造になります。ハイデッキ構造になっており、少し高い目線からの展望が可能です。座り心地としては、決して悪くはないのですが、背ズリ下部の大きい傾斜に対して上部が垂直になっているため、体に沿うかどうかは疑問です。元々の背ズリの高さが低いということもありますが・・。足元も少し狭いです。あくまで展望を重視した席といえるでしょう。

向かい側は車椅子スペースとなっています。付帯設備は握り棒と非常通話装置となっています。



乗務員室の機器に掛かる部分は、着色フィルムが貼られています。


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