京都市交10系 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


掘れば遺跡が出てくるので、その度に調査が入って工事が中断することが多かったため、「刷毛と平良で掘った地下鉄」とも言われているのが京都市営地下鉄ですね。都市交通機関としてはべらぼーに運賃が高い路線の一つとして数えられています。阪急沿線から京都駅へ向かう際、あまりの高さに東向日から向日町まで歩き、JRで京都駅を目指すルートに本気で変えたほどの高運賃です。まぁ地方路線はともかくとして、都市部でも高い路線は山ほどありますが・・。そんな路線で走っているのが開業当時から走っている10系です。緑の帯が垂れた非常扉が特徴です。


後期車では、非常扉に窓が追加されています。


平日朝ラッシュ時やデータイムには、近鉄京都線直通の急行にも使用され、大和西大寺-奈良間では阪神車とも顔を合わせます。


車内です。近鉄車に合わせて、4扉ロングシートの車内となっています。


こちら、後期導入車です。


ドアです。こちらは初期車のもの。化粧板が貼られた関西ではよく見かけるドアです。


こちらは後期車のドアです。ドア上のエンジンカバーの形状が異なっています。


後期車でもごくわずかですが、千鳥配置でLED表示機が設置された編成も存在します。


車端部です。仕切り扉の窓は小さめです。そして戸袋でない妻窓に関しては二段窓となっています。


後期車のものです。車椅子スペースを有する車端部を取り上げてみました。両方の妻窓が一段窓となり、仕切り扉の窓も拡大されています。


優先座席を有する車端部です。


最前面です。「地下鉄だから壁にしてもいいだろっ」と言わんばかりの仕切りとなっています。中央にはでかでかと広告枠が・・。右側には仕切り扉が設置され、左側には覗き穴のような小窓があります。


天井です。蛍光灯にはカバーがかけられています。この辺りは公営路線といえども、関西の鉄道会社の影響を強く受けている所であると言えます。


窓です。一段窓となっており、日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。


座席です。今回は珍しく優先座席から。画像は初期車のものです。シルバーシートを思わせる灰色のモケットです。


そしてこちらが緑色の通常モケットです。画像は後期車です。袖仕切りに横棒が加えられています。化粧板は鴨川を挟んで並行する京阪電車の一般車のものに似ています。


車端部は4人掛けです。ただ、横幅が決して広くないため、3人で座っていることもしばしば。座り心地は割と柔らかめです。


そして、車端部の優先座席です。