近鉄22000系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


近鉄の汎用特急車両の1系列がこの卵形をしたデザインが特徴の22000系です。「ACE」という愛称があり、汎用特急という名から分かるように2~4両の編成の自由度を生かして、「アーバンライナー」や「しまかぜ」などの専用編成を使う運用以外の全ての近鉄特急に使用されるので、まさに神出鬼没といったところです。


お、トップナンバーですね。


デッキです。まずはドアからですが、窓が大きく取られたプラグドアとなっています。なぜ取っ手が両側に付けられているのでしょうか?(笑) 照明はダウンライトとなっています。


ゴミ箱も完備されています。


車内販売準備室はシャッターで塞がれています。


トイレです。中は洋式となっています。


こちらは男子小用です。


洗面台です。丸形鏡の周りを光で照らすというお洒落な仕様となっています。右側にはおしぼり入れが設置されています。一人一本まで、ご協力を。


車内です。汎用型だけあって、近鉄特急としては極めてグレートーンで遊び心の少ない車内創りとなっています。


天井です。これまでは蛍光灯カバーによる直接照明となっていましたが、この系列からは間接照明となっています。


荷棚部分には間接照明による暗さを補うための補助照明を備えています。これこそが関西特急形車両の古くから受け継がれたDNAとも言え素敵です。夏季限定だと思いますが、スポットタイプの空調調節器もあります。


窓です。2席に1枚が割り当てられています。日除けは横引きのカーテンです。


座席です。回転リクライニングシートとなっています。テーブルはインアーム式、大きさはまぁ駅弁などならなんとか乗るかなぁ、と言ったところ。座り心地としては、腰辺りまでは詰め物が比較的詰められているので、割と食いつきは良い座席なのかな、と言った所ですが、ヘッドレストが非常にお粗末さんでして、クッション性が全く感じられません。さすがにL/Cカー程の殺人的なものではありませんが、これは少し残念。


こちら喫煙席の座席です。テーブル下に灰皿が設置されています。ですがこのようにインアームテーブルを引き出して使っている状態での喫煙はちょっと無理があるような・・。この状態でどうやって灰を落とせと・・。まぁ、私は喫煙者ではないので知ったことではありませんが、喫煙されている方はなんとかしてやってるのだと思われますが・・。


背面、網ポケット下にはバーレストが設置されています。基本的に跳ね上げ式となっているようですが、禁煙席の座席画像を見ていただいたら分かる通り、下ろした状態でも固定されています。果たしてどっちが正しいのでしょうか・・。右の横に出ているつまみのようなモノは、足で引っ掛けて下ろせるようにと付けたものなのでしょう。


デッキ仕切際では簡易型の足置きが設置されています。一応上下はするようになっています。必要性はともかくとして・・。


続いて車椅子対応車両です。ドア幅も大きくなっています。


トイレは大型トイレですが、この時はまだ「単にデカいだけ」感がありますね。


洗面台も広く取られており、車椅子でもそのまま入れるようになっています。ここは鏡はよくある四角形の大型鏡です。ですがその上にはサークル上の照明が設置されています。


デッキ仕切扉です。広幅を確保するためか、両開きとなっています。


車内です。車椅子対応座席が設置されています。


その車椅子対応席です。固定用ベルト、跳ね上げ可能な肘掛など、求められるモノはつけました、と言わんばかりです。インアームテーブルが設置できないため、窓キセに固定テーブルを設置しています。背面後ろに段差解消用のボックスが設置されていますが、なんともよそよそしい(^^;; 


テーブル下には呼出ブザーが設置されています。

 

登場後25年を経過したこの系列、今後はリニューアルされて引き続きの活躍が期待できそうです。

 

 

 

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