都市圏での2扉通勤電車というのも少なくなってきたように思います。神鉄1100系です。3両編成と4両編成がそれぞれ6本ずつ存在します。
4両編成に関しては2+2の編成を組んでおり、中間に入る運転台の簡易撤去が行われています。・・えー、あまりに簡単にしすぎたか、乗務員室のデッドスペースはそのまま残され、ライトが埋められただけとなっています(^^;; そのせいで外から見るとえらくのっぺらぼうな顔でございます(^^;;;
車内です。最近では親会社である阪急電鉄の車内作りの影響を強く受けた車両が増えている中、オリジナルの車内を持つ数少ない車両となっています。・・といいつつも、この色調の車両って、非冷房時代を経験した多くの電車が持っていますよね(^^;; これ の車内とかが近似例ですね。
ドアです。カクカクした窓が特徴ですね。某車内学のサイト様のページを拝見させて頂いた限りでは、隅が丸い窓を持つドアも存在するようです。
この車両、なんと開閉ランプが取り付けられています!! 緑のドアに新型車両でお馴染みの赤いランプが余りにも不吊り合いです(^^;; もっと言えば、ドア位置を案内する点字パネルも緑のドアに似合いませんねぇ(笑) 時代に合わせた改造がしっかりと行われています。
車端部です。車椅子スペースを持つ車端部を取り上げましょう。仕切り扉は窓が長いものになっています。これは後年の交換でしょう。
最前面です。ドアが中央に寄せられているためか、乗務員室までがやや深くとられています。
天井です。冷房は改造による取り付けで、中央が出っ張る構造になっています。おかげで少ない蛍光灯も相俟って少し薄暗いですね・・。
窓です。二段窓で、日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。
座席です。6+6で区切られた12人掛けです。このモケットを見ると、やっぱり阪急の影響を受けているんだろうなぁと思ってしまいます。
車端部は6人掛けです。仕切りはパイプ式で、なんとか肘掛となるような曲げ方をしています。
車椅子スペースです。付帯設備は手すりのみです。隣の座席は4人掛けです。
最前面の座席です。4人掛けとなっています。仕切り窓もしっかり設けられ、前面展望もできます。
貴重な2ドア車両通勤電車、1100系ですが、新型車両の増備が進めば真っ先に淘汰の対象になりそうです。相当数が活躍するため、まだまだ活躍が続きそうですが・・。