神戸線の5000系が全車リニューアルを施工され、見違えた姿になり活躍する傍ら、宝塚線の5100系はと言えば、割と車内は原型を保ったまま走ってるというイメージです(前面改造を行ってはいますが)。そんな5100系ですが、一部はリニューアル工事が施されています。とは言え、以降7000系のリニューアルに着手したことから現在は2編成で工事が中止されています。運用も他車とごちゃまぜのため、なかなか出会う機会は少ないですねぇ。画像は5146Fです。製造時、電気系統から「離線対策を行え」と言われ、渋々2丁パンタにされた後期車のうちの1編成です。
リニューアルされたもう1本の編成がこの5128Fです。現在、単色編成で唯一のシングルアームパンタグラフ装備車です。2丁シングルアームパンタも見てみたかったですが(^^;;
車内です。2000年代のリニューアル車お馴染みの改造内容で、色調が濃い目となりメリハリのある車内に仕上がっています。
ドアです。窓の長さが拡大され、日焼けによる化粧板の色あせを軽減するためにこげ茶色となっています。
こちらLED表示機を設置したドアです。表示下には路線図が貼られています。・・にしても文字の小さいこと・・。
車端部です。妻面の化粧板はドア同様、こげ茶色のものとなり、貫通扉は窓が長いものに交換されています。
車椅子スペースと優先座席を有する車端部です。計4箇所に存在します。画像は現時点での優先座席です。2014年7月中旬から、このモケットは見られなくなってしまいます。
最前面です。リニューアル後も仕切り窓の大きさは変えられていません。
5146Fの天井です。スイープファンが現役で、ラインデリア化など大きな手は加えられていません。この時期はリニューアルが簡素化されていた時期なんですね。荷棚は板製のものになっています。
こちらは5128Fの天井です。スイープファンからラインデリアに交換されています。
窓です。日除けはフリーストップ式カーテンで、アルミ鎧戸時代のスペースを活用した、下から上に引き上げるもので、アルミ鎧戸時代の使用感のまま扱えるようになっています。ですがこの前後では引き降ろし式が採用されており、この引き上げ式は少数にとどまります。
5128Fでは引き下げ式になっています。両編成とも、窓の自動昇降装置は省略されています。
座席です。ドア間は7人掛けです。詰め物の厚みの増加、肘掛をパイプ式のものからモケット張りの板のついた物への交換、ヒーター部分の金属板の交換などが行われています。ヒーター側面にも木目の化粧板を貼るあたり、阪急のこだわりが感じられます。
最前面です。3人掛けです。
最後に車椅子スペースです。付帯設備は手すりのみで、スペースのみの提供となっています。隣の座席は3人掛けです。
新系列導入後も、このリニューアル編成はしばらく生き残りそうです。貴重になりつつあるツーハンドル単色編成、どこまで走り続けられるでしょうか・・
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