阪急7300系 7320F | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

製造から25年が経過した7300系にリニューアル(の魔の手?)が。これまで7000系で行われた内装のみのリニューアルに飽き足らなくなったのか、外観にも手が加えられました。その結果、なんと9000系列のような外観になり登場しました(^^;; 車内も9000系に準じた(ここ重要)接客設備になっています。


ということで、9300系と並びました。正直、9000系列の顔は後退角が大きく、屋根を立体的にしてこそ完成していると思っています。後退角はまぁ仕方ないとして、前面窓より上が開き過ぎているのでどうにもマヌケに見えてしまいます。もう少し窓を上に伸ばすか、上部だけでも額縁形状としていれば…。8000系初期車や9000系列のカッコよさは、いずれも額縁形状にあると思っています。

 

今回のリニューアルに選ばれたのは7320Fです。・・そうです、梅田寄り先頭車は増結2連のトップナンバーで、後の7両は8連のトップナンバーの編成です。密着式連結器の都合から先頭車が交換されたわけですが、この元増結車もろともリニューアルされてしまいました…。ちなみにこの大規模な外観のリニューアルを行ったはこの1編成のみとなり、以降はオリジナルに近いメニューとなっています。

車内です。既存車をできる限り9000系の車内に近づけるとこうなるんですね。3扉ロングシートの車内です。

ドアです。変更点は、1:9000系同様にLCDディスプレイが千鳥配置されたこと 2:LCD搭載・非搭載に関わらずドアエンジンカバーの大型化 3:戸閉機構を大型化したカバー内に詰め込んで改良、開閉音を静かに と言ったところでしょうか。窓の大型化や化粧板の濃色化などはリニューアル車ではお馴染みですね。LCDは9000系列とは異なり回りが黒く塗装されています。化粧板の色もあいまってひきしまった印象です。このLCD、走行線区により表示方法が変わるようになっています。


車端部、車椅子スペースを有する区画です。従来車椅子スペース横は3人掛けでしたが、2人掛けに減少しています。そして妻面近くには非常梯子と思われるものが収納されています。実際は何が入っているのかわかりませんが・・。ちなみに仕切り扉は自動ドアにはなりませんでした。画像は現時点での優先座席です。

最前面です。中央の乗務員室との仕切り扉の窓が拡大されています。

 

天井です。冷房はラインデリア方式となり、吹き出し口はブロンズ調塗装になりました。そして、蛍光灯カバーは丸みを帯びたものに交換されました。


窓です。日除けがアルミ鎧戸からフリーストップ式の引き降ろしロールカーテンに変更されました。両端の窓は開閉可能になっていて、側面のスイッチによる自動開閉もできます。

座席です。従来は混雑緩和のため背ズリが薄くなっていましたが、リニューアルを機に背ズリの厚みも増やされ、柔らかいものとなりました。そして9000系同様の仕切りにより3+2+3に分割されていて、定員着席を促しています。袖仕切りはモケット張りの化粧板とパイプの組み合わせで、パイプは外側にねじられているもので、肘掛としての機能と、立ち席客分離としての機能両方を果たすものになっています。

5人掛けです。消火器が車外に張り出して設置されているため、車端の足元は広々と取られています。


車椅子スペースです。前述のとおり、座席数が減少し、スペースが広げられています。ですが付帯設備は相変わらず握り棒一本のみとなっています。

 

 

 

 

 

 

 

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