関空輸送においてJRと対抗するのが南海です。その看板特急となるのがこのラピートですね。
「懐古的未来」をコンセプトにした外観は忘れることはありません、いや、忘れられない(^^;; 製造は東急車輛が担当しました。ええ、なぜこんなインパクトある電車を製造した東急車輛が、そしてこの電車を走らせる南海がなぜこんな車両 を作ったのかが未だに謎です。
4号車には荷物室もあります・・が、現在は使用されていません。
レギュラーシート車の車内。暖色系でまとめられています。レギュラーシート車の特急券は500円です。
天井です。車内が卵型をしているせいか、非常に天井が高く見えます。荷棚はハットラック式と、飛行機に合わせた仕様です。荷物の滑り出しにはご注意ください。
窓です。こちらも全て楕円形になっています。上からは間接照明がほのかに照らします。南海特急電車標準装備のアイテムですね。
座席です。豹柄の座席がなんとも(笑) アームレスト先端部が円形の意匠になっていて少しメルヘンチックな印象です。 並行するJRの関空特急「はるか」同様、リクライニング量は抑え目、テーブルはインアーム式となっていて、やはり面積が小さいのですが、こちらは乗車時間が30分に満たないので許容範囲内だと思います。
かつてはここでフリードリンクサービスを行っていたようです。ですがこういうサービスって、やっぱり不正・過剰持ち出しが横行してしまうんですよね、関西と言う土地柄もあると思いますが・・。
そして通話コーナーです。過去には公衆電話が設置されていたと思われます。
こちら荷物スペース。はるかと違い客室内配置です。デッキとの仕切り扉が無いように見えますが、停車中は開きっぱなしで、発車してしばらくすると自動で閉まります。確かにいちいち開ける必要がなくていいですね。さすが。
スーパーシート車全景です。基本的に座席以外は変わらないようです。
レギュラーシート車との仕切り。LED表示機も設置されています。やはりというかなんというか、この扉は開きません。
座席です。はるかグリーン席同様、1+2配置です。まずは2人掛けから。レギュラーシートと比べシートピッチの拡大、座席の大型化、センターアームレストの広幅化が図られています。違いと言えばそれくらいなのですが、差額200円なら必要十分ですね。
1人掛けです。レギュラーシート車との共通事項なのですが、足元は自動回転機構のためか塞がっています。まぁどちらもそれなりに足元は広々と取られているので特に問題ないですね。そして窓ですが、楕円形をしているためか日よけが下まできっちり下がりません。微妙に開いているのが気になる(笑)
こちらも2014年で20年選手ですが、まだまだ現役で走り続けそうです。・・置き換えるとしたらどのような車両が出てくるのでしょうか。。