京阪10000系 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

2002年に登場した一般型車両です。前面は7200系や9000系と同様ですね。登場時はターコイズグリーン一色というこれまでの京阪電車から一新された塗装でしたが、現在は全車新一般型塗装になっています。このデザインと塗装、私は割りと好きです(笑)

 


1900系や2600系の置き換え用として登場しました。しかし1900系こそ置き換えることが出来ましたが、編成の自由度に太刀打ちすることが出来ず、2600系全廃に追いやることは出来ませんでした。また製造が新3000系や13000系に移行したため、製造数は4両編成6本24両と中途半端な少数勢力に収まっています。そしてこの系列、置き換えた2600系など色々なところから部品をかき集めてきて作った系列だとか(^^;; 

車内です。こちらは一次車です。ごくごく見慣れた通勤電車ですね。

こちらは二次車です。京阪に詳しい方や交野線を使っている方なら違いがわかるかと思います。それ以外の方には間違い探しですよね(^^; まぁこの画像ではその大きな違いが分りにくいのも確かですが・・ あ、決してドアの開いている方向ではないので悪しからず(^^;;

ドアです。大きく2種類です。LED表示機があるドアと無いドアとなっています。左側で日本語、右側で英語の案内を流しています。ドア自体は関西ではよく見られる化粧板を貼ったドアです。窓は押さえが凹凸が少ないものになっていますね。

天井です。一次車ではこれまでとほぼ同様の天井ですねー

さて、さきほどの違いとはこちらの天井です。二次車では難燃性基準の見直しにより蛍光灯カバーが廃止されました。これ以降、京阪では新3000系ではカバーがついていましたが、13000系でもカバーは廃止されてしまいました(後に反射式のLED灯が導入されましたが‥)。近鉄はシリーズ21の後期から、南海は8000系から、阪神は1000系からと、関西でも徐々にカバーをつけなくなり、車両の関東化によりクオリティが下がりつつあります。悲しいことですが、輸送実態に合わせたコストダウンや法律の壁はどうしても避けられないわけで…。

車端部です。妻窓はありません。京阪って、通勤車でも妻面に窓の無い車両が多いですよね。

こちら優先座席の車端部です。貫通扉は窓が大きいものですが、もう少し下に伸ばしてもよかったのではないでしょうか。

最前面です。窓が大きく取られているのが気持ちいいですね(^^) フロントガラスが非常用扉を右に寄せているために二枚窓になっているので前面展望は極めて良好です。そういえば、このデザインも10000系で終わっちゃったんですね・・。

窓です。大きな2枚窓で、カーテンはフリーストップ式です。

珍しく車端部の窓にも。優先座席にかかる窓ではカーテンにも優先座席の文字が描かれていて、カーテンを下ろしても優先座席であることが分るようになっています。

座席です。まずはドアの間の8人掛けからです。背もたれと座面が分離していますが、間にはヒーターが仕込まれています。冬季にこの配慮は嬉しいですね(^^)


車端部の5人掛けです。その気になれば6人座れそうですが、ヒーターの口が5人分なんで(^^;; 座り心地は短距離移動ならまずまず。やはり8000系や3000系のロングシートと比べると手抜き感は否めません。まぁロングシートであれ8000系や3000系は優等種別用なので比べるのが野暮ですが(^^;; 妻面に仕切りと同じようにモケットが貼られているのが好印象ですが、座席周りに余裕が無いのが・・

優先座席です。背もたれが黄色自地になり、ピクトグラムがちりばめてあります。


車椅子スペースです。手すりが設けてあるだけの半ば立ち席スペースとなっています。ここの横のロングシートは3人掛けになっています。


出町柳・私市・宇治方最前面のロングシート。こちらも3人掛けです。

そして淀屋橋方先頭車最前面のロングシート。優先座席指定となっています。

その向かい側は車椅子スペースとなっていてその横は、、一人掛けのロング・・これロングシートかなぁ(^^;;


車端部には京阪お約束のお守りがあります。


元々座席は青一色のモケットだった10000系ですが、最近モケット変更が行われた車両を偶然発見したので紹介したいと思います。あ、この画像、宇治線での撮影です。いつも交野線を走っているイメージなので、少し新鮮に写りました。

座席です。座り心地は特に変わりませんが、モケットが変わるだけでこうまでイメージが変わるのかと・・。

 

オマケ:トーマスのラッピングを施された10000系です。まぁこれまたなんとも・・。よーく見ると、ベースの塗装が浮いて見えます(^^;;

 

支線での活躍が続く10000系、今後目立った活躍をする日は来るのでしょうか。

 

最後のオマケでボソッと呟いたのが2013年の9月のこと、近年13000系が支線・本線系統両方に登場したこと、恐らく特急以外の列車での輸送量減少に伴い8両編成より7両編成の需要が高まったことから、8両編成の7200系や9000系から減車のために抜き取られて寝屋川車庫の隅に貯蔵されていた中間車を組み込んでまさかの7両編成化された10000系が登場しています。7両編成化後は本線へと活躍の場を移しており、準急など7両編成の運用に就いています。なお、編入組の車両はクーラーの形状で見分けられます。

 

9000系から編入された車両の車内です。座席モケットが変更されていますね。

 

天井です。照明カバーが存置されていますが、旧来から10000系だった車両と比べると青白い光となっていることから中はLED灯に変更されている可能性があります。

 

座席です。先述の通り座席モケットが13000系と同様のものになりましたが、これは9000系として残る車両も同様となっています。

 

優先座席です。座り心地は9000系時代と変わらず、バケットが強調されながらも適度な柔らかさを持った良好なものです。サイズが合わないと一転悲惨ですが・・。

 

フリースペースとセットになった優先座席です。付帯設備は握り棒だけですね・・。