市民が林市長に直接質問をしたい場合、どうすればいいのか? | 小学校時代に学級委員に7回立候補して7回落選した僕が勝てるはずのない市長選に挑戦することになりました

小学校時代に学級委員に7回立候補して7回落選した僕が勝てるはずのない市長選に挑戦することになりました

令和5年12月18日午前10時から市役所2階の大会議室で出馬発表会をします!120億円溜まった基金で、自殺率や水道料が高い南魚沼市の市民の生活費をとことん下げます!

 11月の市長選に出馬を発表する際、記者だけでなく、一般の人も入れるようにした「出馬発表会」を開催し、どなたからの質問に対しても、すべて答えた黒岩揺光です。

 

 その時の動画をご覧になりたい方は、こちらをクリックください。

 

南魚沼市長選出馬発表会【黒岩揺光】完全版を完全公開! (youtube.com)

 

 既にご覧になった方はわかると思いますが、かなり厳しい意見をしてくる方もいますし、何度も何度も同じ質問を繰り返してくる方もいました。

 

 それでも、私は一つ一つ、真剣に向き合って答えました。

 

  林茂男市長が来週、議会で3期目へ向けて出馬を表明すると私は思っていますが、その場合、一般の人が林市長に質問できる機会はあるのでしょうか?

 

 実はあまりありません。

 

 出馬表明は議会の一般質問の場で行われる可能性が高いと思われ、そこで質問できるのは、議員だけです。

 

 私みたいに「出馬発表会」をすればいいのですが、前回はしておりませんでしたので、今回もしないのではないでしょうか。

 

 後は、「ざっくばらん」という市政懇談会がありますが、これも、誰でも入れるのは年に1回か2回しか開催されません。

 

 市報には以下の記事がありますが、ほとんどが地域づくり協議会主催か、企業主催で開催されるため、一般向けに期日と場所が広報されないのです。私が住む六日町地区でも地域づくり協議会が主催で開催しましたが、行政区長にしか招待状がいきませんでした。私の自宅から徒歩2分のホテルで開催されたのですが、私は参加できませんでした。(地区によっては、その地区住民全員に広報されることもあるようです)

 

 そして、今年唯一、誰でも入れる「ざっくばらん」は5月に開催され、もう市長の任期が切れるまでに開催されるのは、7月23日午前10時から子育ての駅「ほのぼの」だけとなるかもしれません。

 

 

 

 ↑の市報には、578人が参加したとありますが、一般向けに広報された会は2回で、参加人数は計20人程度だったと思います。

 

 5月29日、市長の任期が切れる前に、平日夜に開催される最後の「ざっくばらん」になるかもしれないと思い、行ってきました。

 

 午後6時半開始予定なのですが、会場のMusubibaに入ると、まだ8人くらいしかいません。

 

 4年前の林市長の市長選の第一声には数百人が集まりましたが、実際に、林市長と直接話がしたいという市民はとても少ないのです。

 

 不思議だったのは、林市長ご自身のフェイスブックで、この会のことを広報していなかったことです。まるで、あまり多くの人に参加してほしくない理由でもあるのでしょうか?

 

 いえ。そんなことはありません。林市長は「どこにでも説明にいく」「携帯電話は誰にでも教える」「携帯電話を受けるのが面倒になったときは市長を辞める」と言っているのですから、1人でも多くの方に来てもらいたいと思っていることでしょう。議会では、新潟県内の首長で市政懇談会を「一番多くやっている」と豪語したほどです。(議事録のページ70)

 

 

 午後6時半に会はスタートしました。30人分ほど用意された椅子のほとんどが空です。ガラガラです。

 

 

 

 議員は私と田中せつ子議員だけ。

 

 10人中、私が顔と名前を知っている人が5人。半分、、、、。新潟日報の記者も来ていました。

 

 いつものように、林市長が市政全般について説明した後、質疑応答に入りました。

 

 農業について質問があった後、男性が手を挙げて、以下の質問をしました。

 

男性: よろしいですか? 貴重な機会を頂いてありがとうございます。こんな話、本当はしたくないんですけども。市の元幹部職員が部下の女性職員に対してわいせつな行為をしたとして逮捕されましたが、この件について議会で黒岩議員が質問した時に、それを議場で聞いていたのですが。最近、市の職員の方たちは対応が丁寧でありがたいなと思っているのですが、市長の議会の答弁をもう少し丁寧にしてもらいたいと思います。特に今回思ったのは、市長の責任を追及するために、(黒岩議員が)「加害者側にいる人間として」と言ったと思いますが、市長は怒ったように見えて、「私は加害者ですか?」と言って、「取り消してください」と言ってましたが、私はそれを聞いておかしいと思いました。質問者の言葉を切り取るというか。「私は加害者ですか?」と反論をされてましたが、市長には任命責任も監督責任もあるわけですから。こういうハラスメントをしないよう、特に幹部職員に対しては、専門家を呼んで、講習を開くとかした方がいいのではないか。自衛隊内とかジャニーズとかこういう問題が出ていますから市長はそういうことを指導する責任があると思ったのですが。相手の言葉をもう少し真摯に取り上げて、丁寧に汲み取ってもらいたいと思います。

 

 

 南魚沼市議会映像配信-録画配信 (jfit.co.jp)

 

 この場面を見たい方は、録画配信の26分50秒をご覧ください。

 

市長は以下の返答をしました。

 

市長: はい。ありがとうございます。ご指摘は真面目に受け取ります。ただ、議会でのやり取りなので、本人がここでしゃべるなら別ですけど、それはふさわしくないと思うので。言葉を丁寧にということですが、それは私にもそうですが、質問している側もそうですよね。加害者扱いしている。これは違うという話ですよね。それは、私が逆に言わなかったら、認めたことになってしまう。なので、その部分の発言はいかがなものか、ということです。

 

(ここで、男性が「いいですか?」と手を挙げて質問をしようとするが、市長が続ける)

 

そして、責任があることはわかります。これ刑事事件ですよね。それもわかって質問されているわけですよね。刑事事件とわかって。そのことを議場でやりとりするのは、私は慎重さが必要ではないかなと。

 

(男性が再び「いいですか?」と言い、手を挙げる)

 

市長は「これ、これここで議論してもあまり答えられません」と、男性に質問をしないようにも言っているようにも聞こえますが、男性は続けました。

 

男性: ニュースばかり見ているので、横浜市では、教員のわいせつ事件について、傍聴席を市の職員で埋めて、他の人に見られないようにしたことがあった。教育委員会の信頼が失墜してしまったわけですね。どこかでチェックする機会というのが必要だと思うし、それは議会なのかなと思います。議会でそういう問題を取り上げるのは、意義があると思うのですが。

 

 

市長: 意義がないなんて言ってません。一般の方と議員として来ていて、議場で言っていい言葉と悪い言葉があるということで、私はその時、少し立腹したんです。そして、議会では休憩を入れて、発言した方が発言を撤回すべきかどうか議論したと思うけど、最終的には削除することにはならなかった。それは議会の判断でした。ただ、それに立腹したことは間違いありません。ただそれをもってして、責任を感じてないということはありません。心を痛めてますよ。だって、職員をクビにしたんですよ。この心中たるやわかってもらいたい。そして、全職員に対しても、人間の社会だから色々あるかもしれない。セクハラやパワハラを含め、そういうことを徹底してやっていこうと、綱紀粛正を呼びかけている。ただ、やった内容はですね、これ刑事、犯罪ですよ。いかに監督責任といってもですね、冷静に皆さん判断していただきたいと思いますね。今日、おそらく刑が確定になると思います。責任を取ることは簡単です。私が判断すればいいだけのことですので。刑事事件のことについて監督責任があったかどうかを問うことは後世にも影響することなので、慎重に考えるべきだなと今思っています。そう簡単な話じゃないですよ。

 

 ここで、司会を務めた上村直樹・秘書広報課長が「はい。時間も限られておりますので、次に行かせてもらってよろしいでしょうか?」と、入りました。

 

 市長は「議場で言っていい言葉と悪い言葉がある」と言いますが、それを決めるのは議長であり、市長ではありません。市長は議会ではチェックされる側の人間なので、チェックする側の言葉遣いについて良い悪いを決められる立場ではありませんし、ましてや、自分が幹部に任命した部下がその地位を利用して、部下の人生を台無しにしてしまったのだとしたら、なおさらです。

 

 そして、「職員をくびにした」ことが市長の心を痛めていることだということが、理解できません。市長の部下でもある「被害者」の人生が台無しになったことについては心を痛めてないのでしょうか?自分に忠実に従ってきた部下をかばいきれなかったことの方が大きいことなのでしょうか?

 

 というわけで、一般市民が市長に直接質問できる機会は、7月23日午前10時からのほのぼのでのざっくばらんが最後になるかもしれません。多くの方が参加をし、市長にぶつけてみたい質問をしてみてください。

 

 私は議会で、ざっくばらんで出た意見や質問と市の答えを公開すべきと進言しましたが、林市長は「私の考えでやってい る会ですので、私の考えどおりやらせてもらいます」とのことでした。(議事録のページ71)

 

 今回も前回も、そして浦佐地区での「ざっくばらん」でも、市に対し、かなり厳しい意見が出ていたのですが、それらが公開されず、「ざっくばらんをやりました!」という実績だけが強調されるのは、どうかなと思いました。

 

 そして、林市長には、市長選に出るのだとしたら、私の様に、出馬発表会等、市民が気軽に質問できる機会を多く作ってほしいですね。