幹部職員が不同意わいせつ容疑で逮捕された後、なぜ市長給与や幹部職員手当の増額が検討されるのか? | 小学校時代に学級委員に7回立候補して7回落選した僕が勝てるはずのない市長選に挑戦することになりました

小学校時代に学級委員に7回立候補して7回落選した僕が勝てるはずのない市長選に挑戦することになりました

令和5年12月18日午前10時から市役所2階の大会議室で出馬発表会をします!120億円溜まった基金で、自殺率や水道料が高い南魚沼市の市民の生活費をとことん下げます!

 不同意わいせつ容疑で市の幹部職員が逮捕されたことに驚いたことは前回、記事にしましたが、なんと、この職員が同じ容疑で再逮捕されました

 

 以下がNSTの報道です。

 

 

今年8月下旬、知人の30代女性に対して同意なくわいせつな行為をした疑いで、新潟県・南魚沼市役所勤務の60歳の男が再逮捕されました。

 

不同意わいせつの疑いで再逮捕されたのは、南魚沼市役所勤務の種村恒尚容疑者(60)です。

種村容疑者は今年8月下旬、南魚沼市内の屋内で、知人の30代女性に対して、同意のない状態でわいせつな行為をした疑いが持たれています。

 

警察によりますと、種村容疑者は今年11月にも顔見知りの30代女性に対する不同意わいせつ容疑で逮捕されていて、前回と同様、被害女性からの相談があって事件が発覚したということです。

 

南魚沼市大和市民センターのセンター長を務めていたという種村容疑者。

 

前回の逮捕時に容疑を否認していましたが、今回の容疑についても「私の記憶にはないことです」と否認しています。

 

警察は被害女性が前回の事件と同一人物かは被害者保護の観点から言えないとしています。

 

警察は種村容疑者に余罪があるとみて詳しく調べています。

 

 最後の「余罪がある」と言及していることに注目すべきです。逮捕後の拘留期間は最大で20日ですが、再逮捕すれば、さらに20日間、拘留できます。まだ別の犯罪行為があれば、また再逮捕される可能性もあり、さらに拘留期間が延びる可能性があります。

 

 被害者が同一人物かどうかもわからない内容で、前回と同じような容疑内容で再逮捕するということは、この事件が重大事件であると警察が認識している可能性があります。本人が容疑を否認しているため、自白をとるために取り調べを長くしようとしている可能性もあります。

 

 

  忘れてはならないのは、12月15日、この容疑者を含めた市の幹部職員と議員の合同懇親会が予定されており、私が今回の逮捕を受けて中止を申し入れていたおかげで、会は開かれませんでした。万が一、市民の税金を使ってこの会が開かれ、その4日後に、再逮捕されたとなっていれば、市民感情はどうなっていたでしょう。本当に会が開かれなくてよかったです。

 

 最初の逮捕は11月28日でしたが、こういう事案があれば、本来は上司が減給処分とかを受けるのですが、南魚沼市の場合は、違います。

 

 12月4日には、林茂男市長含む特別職4人と、今回逮捕された職員や上司を含む、市の職員の給与を上げるべきという提案が議会に出されました。

 

 (市長らの給与引き上げについての審議を見たい方は、録画配信の4時間38分30秒をご覧ください。)

 

 提案理由は、議員報酬引き上げの際と同じで、市と密接に関係している方が審議会の委員になっている会の答申を受けてのものでした。

 

 

 

  前のブログでも記しましたが、会長の樋口和人氏は元市議会議員で、市長提案に対しほとんど賛成し、林茂男市長が議員時代には、ほぼすべての議案で賛否が一致しておりました。

 

 林市長の月額給与は82万円。ボーナスや退職金を含めると4年の任期で6000万円となります。年間1500万円。

 

 (私は来年の市長選に出馬するにあたり、市長給与3割カット、退職金全額返還、市長交際費大幅カット、市長公用車廃止、などの身を切る改革を訴えています。)

 

 この議案審議で質疑に立った議員は私だけでした。録画配信では4時間41分からです。

 

 私は主に3点聞きました。

 

● 林市長は水道料金値下げの公約も達成していないなかで、なぜ自身の給与を上げるべきだと思ったのか、市長ご自身の言葉で教えてほしい。

 

● 他の自治体では市長が身を切る改革を断行して給与が60万円台になっているところもあるが、市民の生活が良くなったというどんな実績があって、今回の提案に至ったのか?

 

● 市の職員が職務規律を遵守しているかについて検討はあったのか。

 

 

 林市長は答弁せず、南雲貢総務部長が答弁しましたが、他の自治体との比較、答申内容、そして市長の職責の重さなどを理由に挙げました。

 

 質疑が終わり、討論になります。

 

 中沢道夫議員が反対討論に立ち、その後、私が反対討論に立ちました。概要は以下の通り。

 

 民間企業なら売り上げが上がった社長の給与があがると思うが、市民生活が良くなっていないのに、なぜ市長の給与が上がるのか理解できない。水道料金値下げの公約も達成していないどころか、福祉減免制度は廃止され、中には1000円上がる人までいる。制度の存続を求めて市長室を訪れた市民がいたのに、市長はその方と会おうともしなかった。私なら、意見が違う人ほど話を聞きに行こうと思う。

 

 市の幹部職員が逮捕されたばかりというタイミングもよくない。幹部に任命したのは市長ですから、その責任はあると思う。

 

 賛成討論者はゼロ。

 

 採決となります。

 

 

 

 反対4人。賛成17人。賛成多数で可決されました。賛成起立者は全員、質疑も討論もせず、ただ黙って4年で6000万円得る市長の給与引き上げに賛成しました。

 

 議員報酬引き上げは反対なのに、市長給与引き上げは賛成というのがよくわかりませんし、反対討論が2人もいたのに、誰もそれに対し意見をしようとしないのも不思議です。

 

 そして、この二日後、議会総務文教委員会で、信じられない報告が市からありました。

 

 

 

 管理職手当を大幅に増額したいというのです。

 

 管理職手当ですから、当然、今回逮捕された職員も含まれます。このタイミングでなぜ?

 

 なにより、この報告をしたのが南雲貢総務部長なのですが、南雲部長は、逮捕された容疑者の直属の上司にあたります。

 

 

 

 改正案では、部長の手当を月額3万円アップ。逮捕された大和市民センター長は1万4000円アップ。

 

 幹部職員は年々増え続けており、この5年で48人から58人になっております。

 

 (私の市長選での公約は、幹部職員を減らすこととなっています)

 

 

 

 そして、増え続ける幹部職員の手当増額となれば、年間影響額は1134万円です!

 

 この額があれば、水道料金福祉減免制度は存続できました。

 

 生活困窮者の福祉制度ややめ、その代わり、市内でも高給取りの幹部職員の手当を増額するのです。幹部職員が逮捕されたタイミングでです。

 

 総務文教委員会では、どの委員も、「なぜこのタイミングで?」という質問はしませんでした。というか、質問はほとんどありませんでした。

 

 私は後日、南雲部長のところへ行き、「このタイミングですか?」と聞きましたが、「大分前から検討準備していたことだったので」という説明でした。

 

 まずは、この逮捕の件をうけて、誰がどういった責任をとるのか明確にするのが先ではないでしょうか。

 

 そして、議会総務文教委員会でこの様な説明があったのに、なぜ市民は知らないのでしょうか?

 

 答えは簡単です。委員会の内容が議会のHPに掲載されないからです。議会で配布された資料はすべてネットで公開すべきです。議会会議は原則公開なのですから、委員会日程や内容はできる限り公開しましょう。