参院選で自民党の候補に1票入れる前に考えてほしいこと | 小学校時代に学級委員に7回立候補して7回落選した僕が勝てるはずのない市長選に挑戦することになりました

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 参院選が始まりました!

 

世論調査を見ると、比例代表の投票先では、自民党が先行しているようですが、今回のブログでは、「自民党に1票入れるまでに考えてほしいこと」について書きます。

 

 南魚沼市議会で、私だけが反対をした議案の「反対討論」での発言の大部分を、議案に賛成をした議員全員から削除を求められたことについてブログに書いてから、飛躍的にブログへのアクセス数が増えております。

 

 まだ、これについて読んでない方は、こちらのリンクをクリックしてください。

 

 私以外の議員全員から、議会での発言の取り消しを求められました | 打たれれば打たれるほど、出てくる杭になれ!表現の自由を奪われた市議会議員が言いたいことを言い続ける物語。 (ameblo.jp)

 

 多くの方から「これはいじめだ!」「削除するような内容ではない!」「これは言論弾圧だ!」などの意見をいただきました。本当にありがとうございました。

 

 まず、皆さんが心配されるのは、「黒岩くん、こんなことがあって、他の議員さんとの関係は大丈夫なの?」ということだと思います。

 

 信じられないかもしれませんが、発言取り消し動議が全会一致で可決された数時間後、私は、他の議員や市役所幹部らと懇親会に参加してます。

 

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 毎年恒例の議員と市の幹部の懇親会で、議会最終日にやることが多いらしいです。

 

 私は酒は飲みませんが、発言取り消し動議に賛成した議員さんたちと楽しく懇談させていただきました。

 

 さらに、6月20日月曜日には議員研修会があり、発言取り消し動議に賛成した議員さんたちと一緒にバスに乗って、畔地浄水場やごみ処理施設、消防本部を見学しました。

 

 皆さん、動議があったことなど忘れているかのように、私に優しく接してくれました。

 

 私は、今回の件については、個々の議員さんに原因を追究しても、あまり意味がないと思います。「システムを憎んで、人を憎まず」、というスタンスが大事だと思います。

 

 「南魚沼市議会」という、長年築かれてきたシステムに問題があるのだと思います。誰1人、悪気があってやったわけではないけど、当たり前のようにやってきたことが積りに積もってしまい、市民と議会の間に距離ができてしまったのではないでしょうか。前回の市議会議員選挙の投票率が過去最低の65パーセントまで急減したことがそれを象徴していると思います。

 

 そんな市議会に、会派に入らず、ブログに自分の思ったことを好きなように書きまくり、与党だろうが野党だろうが、批判することはとことん批判する私が入ったことで、この「システム」に混乱が生じたのだと思います。

 

 私が議会に入ってから、議会の一部の人たちと、私が書くブログの内容について、何度も話し合いを繰り返してきました。一部の人たちは、「ブログには他の議員のことを書くときは本人の了承を得るべきで、民間人については名前を出すべきじゃない」と私に言ってきました。

 

 私は、「検討します」とだけいい、ブログの書き方を全く変えることはしませんでした。しかし、各会派の代表者が集まる「会派代表者会議」で「議員の情報発信」について議題として取り上げることになったと聞き、私は、今年2月、議会事務局に以下のメールを送りました。

 

 

SNSや議会報告など、議員の情報発信の仕方について、会派代表者会議で協議中とのことでしたので、私なりの見解をここで共有させていただきます。

 

 今後、議会として、憲法や法律で定められた範囲を超えて、議員の情報発信に対し規制をかけることになるのだとすれば、それはしっかり明文化し、議員22人が平等に規制をかけられるようにすべきと考えます。

 

 以下、参考までに、これまで南魚沼市議会議員が一般人、または他の議員に対して放った発言をまとめましたので、共有させていただきます。

 

●    2020年11月8日

 

某議員が、市長選の公開討論会の映像を見た後に、当時、民間人である私に対して、Facebookで放った発言です。

 

 黒岩氏はまだまだ政策も討論内容も準備不足で、考えがまとまっていないなと思いました。ユトレヒト大院を修了したなら外国の大学院なりの討論慣れをしているかと思って期待していましたが、ハズレでした。

 

 

ウィキペディアでは、「個人攻撃とは、議論において、相手の発言の内容ではなく、発言者である相手自身を話題にして応答すること」とあります。この議員は、私の発言内容に対してではなく、「学歴」を持ち出していることから、民間人に対する「個人攻撃」に当たる可能性があるかと思います。

 

 

●    2020年12月22日

 

某議員が議会の一般質問で、以下の発言をしました。

 

今回、南魚沼市史、南魚沼の歴史に残る選挙をやった候補がいます。残るといって もいい意味ではありません。(一部省略)地方だけではありませんが、特に地方においてはこすい人は特に嫌われるようであります。

 

民間人を「こすい人」と誹謗中傷しています。

 

 

●2021年1月

 

某議員の議会報告54号

 

 私の市長選での選挙活動について、某議員は以下の様に記しました。

 

 「この行為は違反であり、選管も注意したが、取り締まりは警察が行うとの答弁であった」

 

 議事録をみても、選管が私が違反をしたかどうか明言しているものは見当たらないし、私は警察から取りしまりを受けていません。事実無根であり、当時一般市民であった私は、電話で直接この議員に抗議しましたが、聞いてもらえませんでした。

 

 

●2021年12月8日

 

 某議員はブログで総務文教委員会でのことについてこう記しました。

 

「傍聴に黒岩議員が来たが、服装について委員長より注意される」

 

 委員長から注意はされておらず、これも事実無根です。

 

 

 このメールは、会派代表者会議で出席者全員に配られました。無論、これらの発言をした議員は、どこかの会派に属しているため、彼らの責任者である会派代表者には全員、この情報が行き渡ったということになります。

 

 私が議員になる前は、南魚沼市議会ではかなり高いレベルの「表現の自由」が許容されてきたのに、私が議員になった途端、「ブログで他の議員について書くときはその人の了承を得るべき」とか、「民間人については名前を出さない」とか、規制をかける議論が活発化していったということです。

 

 某議員の「警察が取り締まる」なんていう記載は、「名誉棄損罪」の構成要件を満たすレベルであり、南魚沼市議会の許容レベルの高さには驚かされます。

 

 今年の3月議会中に、全員協議会が開かれ、塩谷寿雄議長から、「ブログで他の議員のことについて書くときはその人の了承を得る。民間人の名前は出さない」などと書かれた紙が全議員に配布されました。

 

 これまで、南魚沼市議会ではかなり高いレベルでの表現の自由が認められてきたのに、私が入ったことで、強い規制がかかることになったわけです。

 

 そして、今回、私の発言取り消し動議が提出されるまでも、何度か話し合いの場が持たれました。

 

 議会の一部の方たちは、私に、「自分の発言内容を見て、謝るべき部分はありませんか?」と聞いてきました。私は、「どなたかの感情を傷つけることがあったのなら、お詫びしたいと思うが、発言自体に問題があるとは思えない」と一貫して主張を続けました。

 

 この方たちは、一つの解決案として、本会議での謝罪を私に要求しました。

 

 私は、彼らに伝えました。

 

 「今年2月に会派代表者会議で配られた私のメールの内容を見れば、複数の議員が、当時民間人であった私に対する誹謗中傷行為をしてきたことは明白で、その内容が会派代表者に伝わったのに、なぜ、誰も私に謝罪をしてこないのでしょうか?」

 

 彼らは何も言いませんでした。

 

 そして、この数日後、発言取り消しの動議が提出されたのです。

 

 悪いことをしたら謝る。親から教わってきたはずなのに、こんな基本的なことさえも、今の「南魚沼市議会」では通用しないのです。名誉棄損罪スレスレのことをやって、それを指摘されても、知らんぷりでいられる。そんな「システム」なのです。

 

 今日、参議院選挙が公示されました。

 

 新潟選挙区は前回、前々回とも、野党候補が勝っており、全国でも注目選挙区の一つになっています。

 

 明日から期日前投票が始まりますが、「自民党」に入れようと思っている皆さんに伝えたいことがあります。

 

 今回の発言取り消し動議を提出するにあたって動いた中心的メンバーも、私が議員になる前、そしてなった後も、私に対して誹謗中傷行為をしたメンバーも、私に「ブログで他の議員について書くときはその人の了承を得るべき」と規制をかけるために動いた中心的メンバーも、前回のブログで記載した「虐待をお返ししてやりたい」と議場で発言した議員も、全員に共通していることは、彼らが全員「自民党員」であるということです。そして、彼らが全員、前回の市長選で、同じ自民党員である林茂男市長を応援したということです。

 

 今回の発言取り消し動議、確かに(私以外の)全会一致で可決されましたが、自民党議員たちが主導的役割を果たさなければ、そもそも動議提出までには至らなかったと思います。

 

 自分たちは散々、特定の民間人に対して誹謗中傷をし、それを指摘されても謝罪はせず、知らんぷりを決め込み、自分たちと対立してくる人間を黙らせるためには手段を選ばないのです。これこそが、今の自民党なのです。

 

 南魚沼市議会は議員22人中、14人が自民党員です。正副議長ポスト、議会運営委員長、各常任委員会の委員長、歴代の主要ポストのほとんど(全部ではありません)を自民党員が占めてきました。信じられないかもしれませんが、議会事務局が毎月議員全員に送る「議会の月間予定表」に、自民党の役員会の日程が入っていたりするほど、南魚沼市議会は「自民党議会」なのです。(予定表については、私が口頭で、「これいります?」と議会事務局に言い、それ以来、なくなりました)

 

 繰り返します。個々の議員さんは皆さん素晴らしい人たちです。しかし、素晴らしい人材たちが、「議会」や「政党」や「会派」というシステムに組み込まれることによって、個々の素晴らしさをうまく発揮できなくなっているように思えます。

 

 では、これを変えるためには何ができるのでしょう?

 

 自民党議員が一番恐れることは何でしょう?

 

 簡単です。自民党の票が減ることです。

 

 繰り返しますが、今回の参院選。新潟選挙区は全国でも注目区です。誰が勝つのか予想できません。

 

 南魚沼市議会の自民党議員たちは、南魚沼市内で自分たちが推す候補に何票入ったかを気にします。

 

 万が一、他の自治体と比べ、南魚沼市だけ自民党候補の得票率が低ければ、党本部からにらまれるかもしれません。もしも、南魚沼市内だけ得票率が低く、候補者が競り負けるなんてことがあれば、睨まれるどころの話ではなくなるかもしれません。特にこの地域の自民党議員は、「裏金発言」で注目を浴びた泉田裕彦衆院議員や星野伊佐夫県議と密接な関係がありました。

 

 前回の参院選では、南魚沼市は野党候補に多くの票が流れました。

 

 前々回の参院選でも、南魚沼市は野党候補に多くの票が流れました。

 

   果たして、今回はどうなるでしょう。

 

 結果が楽しみです。