コロナで子育て環境が激変する中、南魚沼市の子育て予算は減ったのか増えたのか? | 小学校時代に学級委員に7回立候補して7回落選した僕が勝てるはずのない市長選に挑戦することになりました

小学校時代に学級委員に7回立候補して7回落選した僕が勝てるはずのない市長選に挑戦することになりました

令和5年12月18日午前10時から市役所2階の大会議室で出馬発表会をします!120億円溜まった基金で、自殺率や水道料が高い南魚沼市の市民の生活費をとことん下げます!

 コロナで子育て環境は激変している。

 

 5歳と3歳の息子を抱える私は、保育園からのラインメッセージが来るたび、緊張する。「●●組で陽性者が出たため、●●組は●●日まで閉園となります」という連絡が突然くるのだ。万が一、私の子どもたちのクラスだったら、それにより、数日間、私か妻が仕事ができなくなる。

 

 市のホームページで、他の園が閉園となるお知らせを見る度、心が痛む。一体、親たちはどうやって仕事と子育てを両立しているのだろう。

 

 子育て広場も閉まったり、仲の良いパパ友とも気軽に遊べなくなる。大きな声で話せない。人に抱き付くこともできない。とにかく子どもたちが可哀そうだ。

 

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(先週、六万騎山へ。ここなら誰とも濃厚接触せずに遊べる)

 

 コロナ前から、南魚沼市の子育て事情は厳しかった。10年前、市内で生まれてくる赤ちゃんの数は534人だったが、令和2年は336人まで激減した。そして、最新の県の発表では、令和3年度は、たったの308人

 

 それが、コロナでさらに大変になっている。

 

 市の子ども家庭サポートセンターによると、子どもの虐待や養護の新規相談件数は、平成30年度の101件から、令和2年度に150件へ増。

 

 子どもの数は減っているのに、保育園の「標準時間」(午後6時まで)で預けられている子どもの数は、令和2年度に1301人だったのが、令和3年度は1401人に増加。(逆に短時間保育の子どもは減)

 

 休日保育利用者数は、463人から595人へと急増。

 

 土曜保育も、5349人から5631人へ増。

 

 一時預かりも、2390人から2764人へ増。

 

 曜日に関係なく、子どもを預けなければいけない親が増えている。そして、子どもとの関係性に困っている親も増えている、ということだ。

 

 令和4年度予算に子育て支援に力を入れた自治体は県内で多く見られた。隣の湯沢町は、児童クラブ・子育て支援センターの建設事業に4億円を計上した。新発田市も、「こども運動広場」を作るという。

 

 十日町市には「めごらんど」、魚沼市には「かたっくり」があるため、これで、南魚沼市に隣接するすべての自治体に、大規模な全天候型遊戯施設ができることになる。

 

 これだけ、子育て環境が激変し、子どもの数が激減し、曜日に関係なく子どもを保育園に預けたい親が増加し、子どもとの関係に悩む親が増え、他の自治体は億単位の額で子どもの遊び場を作っている中、南魚沼市の令和4年度の「子育て」予算は、果たして、前年度よりも、増えたのか減ったのか?

 

 答えは、44億7000万円から、44億3000万円へ減。ちなみに、令和2年度と比べてもほとんど変わっていない。

 

 3月11日、本会議の令和4年度の予算審議2日目で、福祉関連の予算項目である「民生費」の審議で、私は、これについて質問した。(録画配信では1時間07分から)

 

 録画配信では質問は4つしているが、このブログでは、子育て支援に関する質疑・答弁だけを紹介する。

 

 私は、「これだけ子育て環境が変わっているのに、予算に変動がないのは何故か?親たちの声をどれだけ聞いて、どんな予算配分になっているのか?」

 

 阿部哲雄・子育て支援課長が以下の通り答弁した。(録画配信では1時間13分から)

 

  予算上、目に見えて、「ここで考慮」しているという部分は難しいが、私たちとしては、それぞれの事業をきちんと行うにあたって、必要な経費はきちんと確保して、来年度も、そのお金を使いまして、皆さんにサービスをしていくという考えでおります。

 

私は再質問に立った。

 

 予算に目に見えるものはないとのことだが、日曜保育が急増しているわけだが、曜日に関係なく保育園に預けたい親が増えているということだと思うが、その辺、(受け皿を増やしていく)検討していく予定はあるのか

 

 阿部課長は、「定期的に保育園の方と意見交換をし、必要はことをやっていきたい」と答えた。

 

 私は、これまで、数十人の市内で子育て中の方に話を聞いてきたが、大多数の人から、「めごらんど」の様な施設がほしい、という切実な声が上がっている。昨年12月の一般質問で、私はその声を林茂男市長に届けた。林市長は廃校となった第二上田小学校の校舎を屋内運動施設にすると言い、野球やサッカーができるようになるらしいが、「めごらんど」や「かたっくり」は残念ながら、野球やサッカーができる施設ではない。(卓球やバドミントンならあるけど)

 

 ふるさと納税で溜まった基金が38億円もあれば、「めごらんど」を複数建設しても、余裕がある。こういう時だからこそ、子育てに力を入れ、出生率アップだけでなく、子連れ移住者を呼び込む戦略を立ててほしい。