人によってリラックス方法は様々だけれど、

わたしの一番のリラックス方法は本屋に足を運ぶこと。

欠かせない毎日の習慣です。


本屋に足を踏み入れると、空気がしっとりとしていて、

心がスッと落ち着く感じがします。あの感覚はどこから

くるのかと考えてみると、さながら毎日風景が変わる

美術館にいるような気分が味わえるからかもしれません。


物としての”本”が好きで、一冊一冊顔が違う本がたくさん

集まっている場所だから、それだけで自分の好きな場所

だということに違いはないのだけれど、その中でどの本を

手に取るかは全くもって自分の自由だし、例えば人文書

のコーナーと美術書のコーナーに行くのとでは全く違う

空気を味わうことができる。その日その日、その時の

自分の気分次第で、昨日とは全然違う旅気分を味わえる

ところが本屋の魅力なんだろうなと。


アマゾンで本を取り寄せることも可能だし、

図書館でゆっくり借りたい本を吟味することも

また本と関わるあり方ではあるけれど、

私は店員さんの動きを感じながら、毎日コーナーの配列

が微妙に変わる本屋で、一冊一冊の本に対峙できることが

本との一番自然な関わり方のような気がします。


 最近、本屋といえば大型書店ばかりが増えていくので、

どこも同じような配列になってしまいがちなところに

寂しさを覚えることもありますが、いろんな本屋に足を運んで

お気に入りの本屋を見つけられればこっちのもの。あとは

その本屋さんの癖というか、カタチをつかんで上手な付き合い

方を学んでいくと、自然と自分の好みの本も見つけられるように

なるし、本を探す楽しみを見つけられるようになる気がします。


 私が思うポイントは以下の通り。

・音楽はかかってなくて、しん(しーんじゃなくて)としているか、

 自分好みの音楽がかかっているという音環境。


・ ベストセラーだけが平積みにされているんじゃなくて、装丁を

 含めて並べられ方が自分の美的感覚にあっていること。例えば

 好きな作家の本が必ず見つけられるとかも大事。


・ 人文書、美術書、写真集、絵本とかにも目配りがされているところ。

  雑誌とか文庫だけではなくて。


・  書評でとりあげられた本が各新聞ごとに並べられていたり、

 その本屋さんだけの目線じゃない、選ぶ指標みたいなものが

 丁寧に用意されていることも、お役立ちポイント。


・ 各出版社から出ているPR誌が種類豊富にそろっていること。

 (PR誌とは、各出版社から出版される本の紹介がされていたり、

 様々な作家による連載がされていて、月に一回発行される

 小さい雑誌のようなもの。全て無料で手に入るし、隠れた良い

 連載に出会える楽しみもある)


・ ゆっくり本を選べること。例えば、椅子があって、座りながら

 本を読んだりできること。カフェ併設店とかもいいですね。


というかんじです。お気に入りの本屋を見つければ、普段本を

あまり読まない人でも、本に親しみが湧くんじゃないかと思います。



フランスの出生率が今や目覚しく回復しているというのは有名な話。しかも事実婚(籍を入れていないが、事実上一緒に暮らしていて子どももいる状態)を法律婚と同じくらい法律で保護するようになったことが功を奏したからというのもまた有名な話だけど、日本でも少子化対策として同じ方向性の選択がありうるのかどうなのか思いをめぐらせると、とたんに?マークに灯がともる。



 何でも、フランスで子どもを生んでいる家族のうちほぼ2組に1組が事実婚。法律婚を選択することは気がひけて、でも子どもは欲しいから法律婚なみの保護がほしい。そんな人たちが増えていたからこそパックス法の成立によって、子どもを産む選択へのはずみができた。もちろん、育児環境がより整ったりということも少子化解消の要因ではあったけれど、事実婚の保護がされるようになって飛躍的に数字に表れた。  それならば日本でも事実婚保護をすれば少子化が解消される?という話がもっと出てきてもいいのかもしれないけれど、その前には、もっと大きな壁がある気がしてた。日本とフランスのお国柄事情というか、現実が違うからこそ、話が出てこないいう状況とか、話自体が現実化しないような状態というか、国民性というか……。 



そもそも、日本で事実婚を望むカップルというのがどれだけいるのか?”結婚”自体が法律によって守られた、というか成り立っている”制度”であるということを認識している人がどれだけいるのか?と考えてみると、途端に現実味のない話に思えてくるし、 ”事実婚”という言葉は空虚な響きを帯びてくる。


 と思っていたら、最近、そうでもないかも?と”事実婚”の話が活性化しそうな話にいくつか行き当たった。


一つは、よしもとばななと内田春菊の対談集「女ですもの」を読んでいて。なんとこの二人、事実婚らしい。よしもとばななが子どもを産むつもりなんてなかったのに思いがけず子どもができて産みました、といういきさつは知っていた。でも事実婚だったとは!内田春菊に至っては、4人の子どもをもつ母であるけれど、一回籍を入れてから籍をぬいたというのだ。もちろん、パートナーは変わらないままで。 物書きの仕事をしていると、プライベートでもどこか他の人とは立ち位置も違うんです、ってアピールしたくなる人も多いだろうし、まあそんなことかなーと思っていたけれど、もっと実体験を重ねた上での”あえての選択”だということがわかる。例えば、親族的なつながりを積極的に持ちたくないということだとか。



それと、参院選に出馬する民主党推薦の「尾辻かな子」さんのチラシを手にとって眺めていたら、この言葉を発見。レズビアンである彼女の公約は、マイノリティが生活しやすい法律などを作るということ、そして一人でも生きられるような多様な生き方が認められるような社会にすること。その中で具体的に言及されていたもののうちの一つが ”事実婚”だったのだ。マイノリティの人が、マイノリティならではの視線で今までなかなか語られることのなかったことにセンシティブな目線を投げかけてくれる、そんな気がした。


話はずれるけれど、マイノリティの人たちの存在は、それがどんなマイノリティであれ、マジョリティのステレオタイプ化した思考に揺さぶりをかけてくれるものであると思うし、マジョリティはマイノリティの人たちの視線によって今まで当たり前と思っていたことを改めて考える契機を与えてくれるんじゃないかなと、チラシを眺めながら感じた。次回に続く……

ここしばらく、マックスに働いていました。そうしたら案の定

体を壊しました。風邪をひいたり、鉛のように体が重くて

動けなかったり。


男社会で男並みに働くことはやっぱりしんどい。自分に

体力がもっとあればなーと、体をとりあえず鍛えようとか

思うわけですが、今の忙しさとか仕事量とかが体を鍛えて

みて乗り切れるものなのか、それとも、体力を今より

つけたとしても、なおしんどいものなのかよくわかりません。


女の人も、男並みに働けて一人前!

直接そう言われたこともあるし、あるいはそう言われなくても

仕事スタートが遅い上司にあわせて働くと、会議とかが

始まるのが夜の22時とかいうことだってあるわけで、

体が悲鳴をあげつつあるのを実感しながらも、

「女性の私に配慮して」とは言えず、結果的に男性時間に

あわせなければならい……。というのはよくあること。


男性の中でも、もちろん遅くまで働くのがしんどいという

人もいるだろうけれど、女性の中で遅くまで働いていても

体的にも大丈夫という人もいるだろうけれど、それでも

体力の男女差は日常的に感じるわけで、そこのところを

見てみぬふりするんじゃなくて、働き方の観点から再考

してほしいなと切に思います。体力的にしんどいと心理的

にもしんどくなる、だから心もバランスがとれなくなって

みんなイライラみたいなのは、どう考えても悪循環!



人に会って取材をしてという生活の楽しさはもちろんあります。

それはそれは、かけがえのないこと。でもだからこそ

相手の人と元気な状態で会って、いい時間をもてるよう

にするためにも、マックスの手前で抑えたい。何かを生む

ためには余裕も必要だと、ほんと思います。


と言いつつ、今日も仕事なのですが。