NHKのドラマ「グッジョブ」を観ていたら、
なんとも言えないイヤな気分になった。
そのタイトルの通り、仕事がテーマのドラマで、
ある建設会社を舞台に働く人たちの日々を描い
ている。それも、ポップでオシャレめな職場を、
軽いタッチで描いているから、
一見、日本的な職場環境から脱したイマドキの
仕事風景を描いているかのように見える。
だけど、だけど……。
だからこそ罪だと思うのだけど、総合職は全部
男性で、総合職の補助、つまり
資料作成やらお茶汲みやらを担当する一般職
は全部女性(OL)というイマドキありえないような設定。
しかもそのOLたちの役を演じる人たちの筆頭には
市川実日子とか、ああ、いいなーと思わせるような
ポップな人選。
まず普通、こんなOLはいないよ、
というのはまあドラマだから仕方ないとして、
あぜんとしたのはそのセリフ。
「あんたはできる女性だから。あんたなら総合職でも
やっていける」
とバリバリの総合職の男性が、一般職の女性に
総合職への転換試験をすすめる。
そうすると
「いいえ。私は一般職に誇りを持ってやっていますから。
私はこの仕事のプロなんです」
と答える。
イマドキ総合職に女性がいないというという設定も
さることながら、女性が一般職であることがかっこいい
的なメッセージを発信させてしまうのは
いかがなものだろう。
もちろん、一般職に誇りをもってやっている女性が
いてもいいと思うし、そのこと自体の否定はしない。
だけど、一人も総合職で奮闘している女性が出てこない
のはあまりに時代錯誤な気がする。
当初はこのドラマ設定が違う方向に転換していくんだと
思っていた。総合職に就いて、バリバリに働く女性が出て
くとか何とか。でも一切そんな気配はなし。
これじゃあなー。
しかもポップさで、そんなところは気づかれずに
面白いドラマとしてスルーされそう。怖いなー。