運動会前日に、担任の先生から電話があり、
「明日の運動会の出席の許可について、、、お母様のご意見を。」
というので、
「その件は息子に任せていますが、どうやら本人は出る気のようですね。」
と答えると、
思いがけず、
「息子さんは骨折したことでものすごく落ち込んで、1〜2日は校庭の隅で泣いていました。授業の合間に、左手で一生懸命ひらがなを書く練習をしていて、健気で健気で。」と先生の熱弁が始まった。
「え?うちの息子が泣いてたですって?」
「はい、泣いていました。」
「今の話はにわかには信じがたいのですが、だれかと勘違いしてません?骨折してる子が他にもいるとか?」
「いえ、息子さんだけです。」
どうも、担任の先生から見た息子と、親の私に見える息子像は違ってるようで、
電話を切ってからも違和感が拭えず、
後から息子にも確認して、「は? 泣くわけねーし。」の返事だったけど、
先生には、息子の心の涙が見えてたのかもしれない。
いずれにせよ、
先生が、我が息子のことを大事に思ってくださるのはありがたいことで。
結局、息子は、「治った。」と主張。
ほとんどのすべての競技に出てました。
棒引きだけは、さすがの私も許可しませんでしたが、
息子の方でも先に出ないと決めていたので、当然ですね。
あとは、怪我だろうがなんだろうが、ベストを尽くすのみ。
息子の小学校の運動会は、全校生徒で赤組と白組の対抗戦です。
リレーは、1学年男女2人ずつの選抜で、1〜6年まで男女1人ずつ、
赤組2チーム白組2チームの計4チームの対抗戦で、運動会のフィナーレを
飾ります。
息子は、去年以外はずっと選抜選手でした。
去年選考会で初めて負けて、リレーを走れなかったので、
今年に賭ける気持ちは大きかったのだろうと思う。
もっとも、リレーってのは低学年で差がつきすぎると、
高学年では巻き返せないものがあり、
息子のチームは、試走で3位だっていうから、
大丈夫だろうと思ってましたが、本番は、まさかの1位発進。
アンカーの息子と、スポ少サッカーメイトの親友Yにほぼほぼ同時に
バトンが渡るという好条件でした。
抜きつ抜かれつの大接戦で、会場は大盛り上がり。
私も絶叫してしまいましたが、
最後のコーナーあたりで、息子が失速して、そのまま2位に。
それでも、本当によく頑張ったと思います。
普段はYくんより息子のほうが早いのですが、
今回の勝負では骨折してなかったとしても勝てたかどうか、、、
息子もYくんも、最高の走りで、小学校最後の最高の思い出ができました。
親も、祖父母も、すごく楽しい6年間の運動会でした。
一生懸命頑張る姿を見せてくれた息子に感謝。
義母は、運動音痴だったそうで、
男子にからかわれたりして、運動会に苦痛の思い出しかなかったそうで、、、
「この歳になって、初めて運動会が楽しいと思える。」と、
しみじみ。
そうなのよね、、、個人的な感情に差がつくイベントだけど、
その時その時で一生懸命やることに、
未来につながる意味があるんだろうなって、そんな風に思います。
私も6年生のクラス対抗リレーで最後に負けた悔しさは、
まだ覚えてるくらい。
人生負け戦がほとんどだけど、その方が案外貴重だったりする。