フィリップ・ド・ブロカとヴェルナー・ヘルツォーク | Seven Hills Diary

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セブンヒルズアドベンチャー代表・池ヶ谷誠の日記です。
ツアーレポートや告知、日々の出来事などを綴っています。

 

セブンヒルズのTOPページの写真をようやっと差し替えました。八ヶ岳の阿弥陀岳の山頂近くの岩峰です。ハイマツの海と岩峰、そして雲がイイ感じです。

 

 

スケールは違いますが、ヘルツォークのアギーレのオープニングであるマチュピチュの映像を彷彿させるものがあります。ヴェルナー・ヘルツォークは大好きな映画監督の一人なのだけど、とにかくハチャメチャな人なんですよね。無茶しすぎです。20世紀最高の冒険家だと私は思っています。とにかく危険な男です。

 

 

先日、鑑賞した「まぼろしの市街戦」がもうひとつインパクトに欠けていたのは、精神病棟を描きながら狂気をフルに出さなかったところにあるかもしれない。ブロカはコメディータッチに本領を発揮するから、それはそれでいいのかもしれないが、ヘルツォークの「小人の饗宴」がフェイバリットの私には物足りなさを感じるのが正直なところです。当時の戦争論やイデオロギーとして一石を投じているのは評価に値するのだけど。