大好きな映画。邦画編。 | Seven Hills Diary

Seven Hills Diary

セブンヒルズアドベンチャー代表・池ヶ谷誠の日記です。
ツアーレポートや告知、日々の出来事などを綴っています。



何かよく分からないのだけど、せっかくの機会なので大好きな映画、邦画編も行っちゃいます。以下に挙げたものから外れたものでも紹介したい作品は多々なのだけど。まずはマキノ雅弘監督の「鴛鴦歌合戦」。これは侍ミュージカルというファンキーさを併せ持ちつつ、骨董に突っ走る人の滑稽さを実に表した映画史に燦然と輝く傑作。



そして川島雄三監督の「幕末太陽傳」。娯楽の総合商社的な作品。落語に精通してる人はより楽しめる作品かと思います。



昨晩、佐次郎先生と盛り上がった「銀座カンカン娘」は島耕二監督。娯楽作品と捉えられがちなのだけど、実は奥深く美しい作品だと思います。



成瀬巳喜男監督からは「流れる」を推したい。女優陣が凄いんです。邦画史上最も豪華なキャスティングではないでしょうか。



小津安二郎監督というと東京物語が真っ先に挙げられますが、ちょっとひねくれまして「お早よう」を推したく。フランスの映画監督であるジャック・タチのプレイタイムは小津のお早ようからインスピレーションを受けたに違いない。



清水宏監督からは「有りがたうさん」。これも衝撃を受けた作品です。
この作品は川端康成が原作。三島由紀夫も川端の掌編小説の中で優れた作品と評している。そして映像化したのが清水宏監督。伊豆の踊子とともに楽しみたい。



でも、やはり、黒澤明監督を取り上げない訳にはね。推したいのは「用心棒」。全ての要素がハイレベル!



仲代達矢、佐藤勝と来ると岡本喜八監督の「殺人狂時代」も取り上げたい。きはっちゃんのテンポの良さは天才的です。



木下恵介監督からは「カルメン故郷に帰る」。これは日本映画初の総天然色なんですよ。初物だからということではないですが、この作品は日本人の琴線に触れる美しさに溢れています。この予告編は駄作だけど。



最後に日本映画史上、最も偉大な監督である溝口健二。「山椒大夫」とか芸術の極みなんじゃないでしょうかね~。

以上、邦画に関するつぶやきでござ~ました。