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七転び八転び!? 15分で1冊 

人生、いいことの方が少ない。

「薬害エイズ訴訟」の体験とそれまでの過程、読書の感想と要約をを綴ります。

とにかく母親は「肉体的・精神的にも今後の自宅介護は無理!」ということだった。

 

とはいうものの母親が施設に入れるという決断を時間をかけて自分に納得させるはずだったが前倒しの退院により頭が混乱してしまった。

 

とにかく歩けないからということで退院した翌日にかかりつけ病院に親父を連れて行きリハビリ入院という形でねじ込んでもらった
(トイレに行けないし病院に行く日は介護タクシーを利用せざるを得ないレベルだった)。

 

とりあえず、また静かな日々が戻ったが「退院後」をどうするか考えなければならなかった。
母親は基本的には「施設行き」で決まったいたのだが迷走しだす。
それも翌朝になると前言撤回を繰り返すことが毎日のことになり、つまり精神的に不安定になっていく。。。

小生がリハビリ検診に行ったとき父親の退院の際の親父の体の状態が医者の説明と食い違っているということを話すと「当院ではありえない!!」と言われた。

この病院では退院が決まるとケアマネが病院に来て病院と患者家族と立会いの下、退院するに十分な状態なのか納得してから退院となるという。

 

それは素晴らしいなあと。
このやり方は聞いたことある様な無いような一般的なのかなあ。
少なくとも災害医療センターではそういったことは無かったし多分他の病棟でも無いと思う。

 

まあとにかく確認作業をしなかったこっちのミスでもあるが病院側も確認していないのも責任感に欠けると言いたくなる。
それに嘘をつきまくる親父も酷い。

 

実は救急車内で小生が多分コロナだと思うと隊員に言うと隊員が親父に、何か体調の変化がありますか?、と聞くと「全然変わらない」と平然と言った。

それを聞いてすぐさま小生が思わず大声で「ウソ!!!!朝から咳をしているし声がガラガラじゃない!!!」言った。

 

何でそうやって見え透いた嘘をつくのか。
バレバレじゃんか!
そして早く退院したいがために一人でトイレに行った、など嘘をつく。
全く自分勝手で我儘な人だ!

でも小生も母親も病院の対応に疑問を持ったのも事実だ。
それは父親の状態が医者の説明と実際とが不一致なのだ。

 

電話での医者の説明だと「杖を使って一人でトイレに行ける」だったが退院の際、車椅子から車に乗せるのがとても大変だった。
こりゃあどう考えても杖を使って一人でトイレに行けるわけがないと思った。

 

これはどう考えればよいか。

つまり「親父が嘘をつく」「医者・看護師が事実確認をせず鵜吞みにした」のではないか!

 

親父はとにかく、病院から出たい!脱出したい!家に帰りたい!だった。
そこで看護師に「さっき一人で杖を使ってトイレに行けた」と嘘申告をした。
看護師も忙しいから信じてしまう、主治医も看護師の話を受け足が回復したと見做してしまう。
主治医の目的は心臓だから回復すれば、一丁上がりでお役御免、と考えた。

 

小生も食い違いが無いか確認すればよかったが予想より早い退院に半分頭が混乱していたので親父もそんな嘘をつくとは想定外だったがこちらのミスと言えばミスだった。