教会へ行き食事会まで参加して牧師の話を聞くが最後まで入信することはなかった。
特に入信を勧められることはなかったが何となくプレッシャーはよ感じた。
小生の両親はとても宗教に敏感だった。
宗教=胡散臭い、と決め付けているところがあるが小生もそんなところはある。
だからエイズだからといって易々と神様に頼ったりしないぞ!みたいに意地を張っていた。
初めから拒絶していたのだから無理というものだった。
それでもそれなりに話は聞いていたがやはりその考え方を受け入れることはなかった。
仏教・神道に慣れているものとしては一方的・上から下・ストーレトなところが違和感を感じたのだと思う。
でも今はその単純さもことによっては悪くないのかなあ、とも感じている。
結局は2年間くらい通ったと思う。
あまりこれ以上通うと入信しないわけにはいかなくなるだろうしと思った。
聖書勉強会に参加していた長い黒髪の和風的雰囲気の女性は途中から来なくなってきていた。
食事会に来る金髪白人女性は小生がもじもじして腰が引けて眺めているしかできなかった。
英語もちっとも上達せず半分は女性を目当てに来ていたのにそれも適わないとなると教会へ行くのが辛くなってきた。
そして始めのときのように毎週参加せず隔週、月1と徐々に計画的に距離をとって辞めていった。
皆さんはいい人だった。
エイズを打ち明けても受け入れてくれるのではと思ったこともあった。
しかしそれはできなかった。
親しくなれば私生活に踏み込まれるのも怖かった。
でもパーティーボーイでもなく内気で気が弱い小生は他の人と交わろうとしなかったのがよくなかったかも。
当時頂いた聖書は今でも持っているし英語の勉強するなら使おうかと思っている。