昔から我が家に先祖代々伝わる言葉があります

家訓その1

ジュード・ロウより…




ハダカのロブ・ロウ!!


家訓その2

アンディ・ギブより…




問答無用でシンシア・ギブ!!!



若人の皆さんには、わからない名前が並んでいるかもしれません
何故、道三は突然こんな家訓を押入れの奥から引っ張り出して
きたのか…

道三がいつの日か大型新人シナリオ・ライターとしてデビューすべく(ウソ)
師範としている麻美姐さんがブログの中で
「セントエルモスファイア」を取り上げていて、私がしたためたコメントへの
返答の中で

単細胞な道三くんのことだから、
ロブ・ロウに憧れたクチでしょう?


と書いてあったんです。

ヤング道三は憧れたさ!
だって、ロブはカッコいいんだもんっ

若い方にとって、ロブ・ロウという役者さんは、「オースチン・パワーズ」
若き日のNo.2を演じていたコメディアンさん…程度の認識でしょうが
彼はYAスターの中の一人でメッチャカッコよかったんです

道三爺と同世代のオジイ&オバアにとって、ロブロウといえば
やっぱり「セントエルモスファイア」


(左から3番目がロブ)

卒業式にはこの恰好したかったのに…

留年しちまったよ、ママン

そして…「太陽がいっぱい」のアロン・ドロントリビュート作品
翳りのある悪役ロブがとてつもなくカッコえぇ



こんなふうに、オンナを騙してのし上がって生きていくつもりだったのに…

危うくオンナに刺されそうになって

オシッコチビっちゃったよ、ママン…



だけどさ、オジイ&オバアのみんな
ロブ・ロウを100%堪能できるのはこの作品なのさ!



『栄光のエンブレム』(原題:YOUNGBLOOD)1986年米国作品
道三的評価 ★★★★★

出ました!最高評価!!
では、そんなに素晴らしい映画なのか説明しましょう

ヒネリ度       0
意外性        0
ストーリー性       0
興奮度           7
しょっぱさ(塩分)  10
安心感        10
直球度        10

とにかく、どこにでも転がってるスポ根青春映画です
青春映画の枠を1mmたりとも出ません!

だったら、何故にこんなに評価が高いのか…
それが、冒頭の家訓なのです。

ロブ・ロウとシンシア・ギブに青春映画やらせたら

敵うヤツラなんかいねぇ



これですよ…
どうです!古きよき80年代(アメリカ田舎街の)のラブ・ストーリー
王道な感じは!

ロブ・ロウの鍛え上げられたマッチョなハダカと…

ヒモパンはいた田舎娘のシンシア・ギブが…

ベッドの上で健康的な



青春映画のラブ・シーンの金字塔に燦然と輝くシーンですよ

オマケに共演者には



右端のロカビリーのおにーさんみたい人

そう!今は亡きパトリック・スウェイジ!!

80年代の青春映画は、この人抜きには語れない

それは、まるで…



ソースせんべいにつける
梅ジャムのような存在


そして、もう一人…
チョイ役のようなチームメイトとして出てるコイツ



あいつは野獣だよなって

右側でバカそうに口あけてるにーちゃんだーれだ?






やぁ、ボクだよ
忘れたのかい?エージェント・スミス…

誰にだって下積み時代はあるもんです。

そして、もう一人…敵チームのボスキャラなんだけど…

画像が超不鮮明…
でも、今見ても…

元阪神のバースにしか見えない!

どうです?
ステキなキャスティングでしょ?
観たくなってくるでしょ…
ロブのハダカとシンシアのヒモパン

しかも、こんなステキでドストレートな作品の脚本を書いて
監督までしたのは
『レインマン』の製作総指揮、ピーター・グーバー!



カンタス…一度も事故がない…

素晴らしいでしょ?
でも、この映画が道三Favoritesな理由はそれだけじゃない



それは、

この映画がアイスホッケーを
舞台にしているから!


そして…

若かりし日々、

この道三はアイスホッケーをしていたから…

ナンパなシーズンスポーツサークルか帰宅部が
お似合いのオマエが…ウソだろ


だまらっしゃいっ!!

この道三、大人しい文学青年に見えて
脳みその中まで



アイアンマン…

前にブログに書いたじゃないっすか
『セントエルモスファイア』な学生生活目指してたのに
気づいたら自衛隊みたいなところにいたって

野蛮で恐ろしい世界でしたよ…
試合で腕に骨が折れたってーのに
腕立て伏せ100回やれって言うんですよ?
慈悲の心ゼロで…

激しくチェック(アイスホッケーはボディコンタクトがルールで
認められています)されて、脳震盪で立てないのに
ベンチで先輩が

走って戻って来なきゃてめぇ殺す!

って脅すんですよ?

激しいぶつかり合いで、前歯折れちゃったってーのに



楢山節考かよ

って笑ってるだけなんですよ?

よく「試合で勝つ喜びを考えれば、どんな辛いことにも耐えられる」
って言うじゃないですか。

ウソだね、あれ

ゴールした喜び、試合に勝利した喜び
そんなもんは一瞬で…
辛くハードな日々は永遠とも思える長さで続くし

そんな道三がこの映画を観て、導き出した結論…

アイスホッケーは観るには最高のスポーツ
そして、やるには最悪のスポーツ


マジでカッコいいですよ
他のスポーツを圧倒するスピード感
肉体と肉体の激しいぶつかり合い

何よりリンクってオシャレですからね
デートスポットとしてもサイコーです
オシャレに厚着して、二人が一緒に入れる大きさの
ひざ掛け持って…
ひざ掛けの下で、カノジョの手をぎゅって握って

寒く…ない?

てめぇ、人が寒い場所で尋常じゃないくらいの汗かきながら
痛い思いしてるってーのに
何イチャイチャしてんだ、ゴルァ!!


って、試合中に観客席にカップル発見すると
思ってましたよ、昔…

あっ、ちなみに…
この映画の主演ロブ・ロウもホッケー経験者です
なので、オープニングのスケーティング・シーンとか
カッコいい場面もけっこう吹き替えなしで滑ってます

それと比べて情けなかったのが
日本版『栄光のエンブレム』



まだ、キムタクに絶大な人気と神通力があった頃に
ヒットメイカー野島伸司が送り出した月9ドラマ

『プライド』

なんと平均視聴率が25%以上だったという衝撃の事実
いや、私も『栄光のエンブレム』絶賛したばっかりですからね
スポ根青春モノを貶すつもりはないんです。
ベタでいい…超ベタでもいい
ただ

スポーツシーンだけはスピードと迫力があれば

このドラマ、何がダメだったかというそこの部分なんです
野島伸司が何を考えて、月9にアイスホッケーを持ってきたのか
わかりませんよ
でも、当時アイスホッケー関係者は全員、共通した思いでいたそうです

これがアイスホッケーっていうマイナースポーツの
普及に繋がればいい

って。それは、マイナースポーツに携わる者の
切なる思い…

ところが、このドラマ

アイスホッケーのカッコよさ<キムタクのカッコよさ

で勝負しようとしたドラマなので
吹き替えでちゃんとした選手がスピードに乗って
滑ってるシーンよりも、キムタクが生まれたての小鹿みたいな
滑り方でのーろのーろ滑りながら



こーんなキメポーズしてるシーンばっかで

魅力のスピード感が全然伝わらない!!

さらに、奔放な主人公を支えるヒロイン…
シンシア・ギブ的でなければならないはずのヒロインが


扱いに困る女優…
竹内結子

そしてドラマの中でも

よくわからない女

そして、致命的なミスは…

ヒモパンをはかせなかったこと


ど、道三…そこなのかよ?

そこだよ…
それより大事なものがどこにあるって言うんだ

ただ、どんな駄作にだっていいところはあるんだ
もちろん、このドラマにだって…

言っとくけど、咲じゃないからな
似て非なるものだ



ヒモパンじゃないさ
だけど、朝日の中のキャミ姿っていうのは

日常の風景から切り出した
最高の一瞬なんだよ

典子…

I was born to love you