函館から1時間ちょっとの距離に位置する江差町。
幕末好きなら知名度はそこそこある、
道南の町である。
幕末最強の軍艦・開陽丸が眠る町。
船長は榎本武揚。
この開陽丸沈没が、幕府軍の士気にどれほどの影響をもたらしたか、想像にたやすい。
幕府軍の武の象徴だったのだから。
現在、開陽丸はこの江差町に眠っている。
遺留品も上がっていて、
復元された開陽丸記念館で公開されている。
開陽丸の引き上げには色々課題が多いようで、プランクトンによって海のモクズと消える前に何らかの対応を願っている。
開陽丸記念館のすぐ近くには、かもめ島がある。
江差はニシン漁で栄えた町で、
ニシン御殿が立ち並んでいた。
ニシン漁が豊作になった経緯は、
この地に伝わる伝説が有名だ。
とあるおばあさんが、
神様から瓶を貰ったそう。
その瓶の中に入っていた水を海に注いだところ、たちまちニシンが集まり、ニシン漁の華やかな時代の幕開けとなった。
おばあさんが水を流した場所が、
かもめ島のこの鳥居の奥にみえる岩。
瓶の水を注いだ後、瓶は岩になったという。
ランチは、開陽丸を眼下を望むレストラン。
自家製の焼きたてフランスパン。