夜中1時。


休みの日だったから、

ベッドの上で漫画三昧だったんだけどさ。



あ、ちなみに、

読んでた漫画は、


金瓶梅!笑


中国4大奇書の1つで、

レディースコミックにアレンジされてて、

めっちゃ面白い!お気に入りなの。




携帯で読んでたから、

常夜灯にして、いつでも寝れる感じ。



そしたら、


ドアを、カリカリ引っ掻く音が。





ガチャッ。

いらっしゃーい。




ハルである。笑




夜中の訪問は日常茶飯事。



2分くらい部屋をパトロールしたら、

すぐに出ていくっさ。笑



けど、その日は中々出て行かない。



10分くらい気づかなかったんだけど、


ふと部屋の隅をみたら、

まだいる!笑



え?



なしたのさ、ハル野郎!


って声を掛けても、




箪笥の隙間を凝視したり、


手をチョンチョンしたり、


しまいにゃ、飛び跳ねる。





やだやだ、なんかいるの?!





恐る恐る電気をつけると、


黒い物体とハルが格闘してっさ!


 


きもいきもい!!




コンタクトしてなくて、よく見えない。




急いでメガネを取りに行って戻ると、

箪笥の下側の隙間をジーっと見つめるハル。



たまに、黒い物体が、

顔を覗かせたり、引っ込んだり。




げー!!!確実にいるぢゃん!



北海道だから、ゴキブリではないだろうが、

なかなかデカくね?




とっさに、


歴史コレクションに並べてた、

細長いパンフレットを手にして、



おい!ハルどけろ!



ってハルをどかして、




箪笥の下側の隙間にパンフレットを入れて、


シュッと手前に出したら、、、




ビョーン、ビョーン!


って飛び跳ねる黒い物体!!!




ぎゃぁぁぁあああああ!!!!




ハル、大興奮して、

追い回してよ。



クローゼットの中で見失なう。




クローゼットから離れないハル。




おい、おまえ。

もう今日は諦めろ、な?


何回諭しても、


岩のように体を固くして、

引っ張っても動かないっさ!笑




ハルよ、、、

よし、覚悟きめろってことだな。




ハルと私の討伐隊が結成されて、

ハルの肩に手を回して、作戦会議。



ハルが見つけやすいように、

クローゼット内の荷物を引っ張り出す役目がわたし。




だけど、大分荷物片付けたのに、

あいつは見つからない。



ハルぅ、もう居ねぇんぢゃねぇか?


って声をかけるも、



ハルは微動だにしない。



居るって顔してたさ。笑




もしや。



クローゼットの床に敷いてたコルククッションをめくったら、、、



いたー!!!!




ハル vs 黒い物体


の生死をかけた闘いが再開!!






ハルの野郎、

全然仕留められない。笑




痺れをきらした私は、


ハル、おまえ、スッコンどれ!


って、ハルを押しのけて、


丸めた雑誌で軽くパコーン!




黒い物体は、


バッタみたいな感じだったさ!



逃げる前に写真撮って、

ティッシュに包んで外に逃す。




ハルは、

一瞬の出来事に、

頭の理解が追いつかず、


朝4時まで、黒い物体を探し回ってたさ。笑




黒いバッタについて調べたらさ。




なんか、めっちゃ希少種らしく、


年に1回見つかるかどうかの、

ニュースになるくらいのやつらしい!



博物館でも採取に乗り出すくらい、

不思議な生き物なんだって!



しかも、バッタは、


スピリチュアル的な意味合いも強い生き物らしく、


お盆時期は先祖霊を載せて、


あの世とこの世を行き来する、

乗り物になることもあるらすぃ。




えー!


ゲゲゲ!!!



神聖なやつだったらどうしよー!




翌朝、研究者の彼に写真送ったらさ。



これ、バッタぢゃないよ、

コロオギだよ。



だってwww




通称・便所コオロギ。




↓イメージ


深夜の大格闘のせいで、

眠い1日を過ごすハメになった悲劇。笑