源平合戦、戦国、幕末。
乱世にこそ、英雄たちは生まれ、
時代を駆け巡り、やがて伝説となる。
私が1番好きな辞世の句は、
戦国時代の武将・佐々成政の、
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この頃の 厄妄想を入れ置きし
てっぱちぶくろ 今破るなり
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だ。
また、幕末・会津藩の婦女隊の女性・中野竹子の歌が好きだ。
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もののふの たけき心にくらぶれば
数にも入らぬ 我が身なれども
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中国にも乱世があり、
そのときのエピソードが語源となった、
故事成語が沢山ある。
春秋戦国時代の法家・韓非子は、
【矛盾】という言葉を生み出し、
同時代にはほかにも、
【四面楚歌】【左遷】【右に出る者がいない】【背水の陣】【完璧】【傍若無人】【疑心暗鬼】【漁夫の利】
など、現代で日常的に使用される言葉が生まれた。
三国志からは、
【苦肉の策】【破竹の勢い】【三顧の礼】【登竜門】
などが生まれた。
国と時代は変わるが、
ギリシャ神話からは、
【レア】【ミュージック】【マラソン】【ヨーロッパ】【ジューンブライド】【へべれけ】【ナイキ】【アポロ計画】【パニック】【ハーモニー】【アキレス腱】【エコー】
など、神々の名やエピソードが語源となった単語が沢山ある。
言葉は、最初からあった訳ではない。
人間の営みの中で、生まれていく。
普段の自分の口癖は、
なんですかい?
語源を知っていくと、面白いよ!