泣ける。
ハルは、ダイエットを厳命されてから、1日60gのダイエット食を、2食に分け、細々と食う毎日であった。
チュールは封印。
はるは、チュールが大好きだった。
チュルチュルというと、
真っ先に走り寄ってくるくらい、
チュルチュルに敏感だった。
数ヶ月たち、
ハルは、やっとチュルチュルという単語を忘れた。
与えられた餌を文句も言わず、
食べ続けた。
ハル、600gのダイエット成功。
目標体重まで、あと1キロだ。
アメとムチを使うため、
ハルは今日、数ヶ月ぶりに、
ちゅーるを一本GETした。
みてくれ。
このハルの気迫と興奮を。
狂った様に、チュルチュルを貪る姿を。
狂気。
ハルは、狂気をまとっていた。
時代を変えるために必要なのは、
狂気である。
これを提唱したのは、
かの、吉田松陰であった。
吉田松陰の志を
令和の時代に引き継ぐ、
最弱の志士が誕生した。
ハルである。笑笑